No.042
温度で感触が変わるポリマー
ABSORTOMER(アブソートマー)

概要
ABSORTOMER(アブソートマー)は温度によって感触が変化する素材である。ペレット状の製品で、成形時に各種素材と組み合わせることができユニークな製品開発につながることが期待される。制振性、応力緩和性に優れたα-オレフィンコポリマーを原料として採用している。
なぜできるのか?
応力吸収性と制振性
ABSORTOMERは室温付近で粘性と弾性の比である「tanδ」が既存材料に比べて極めて高く、振動・変形などが加わると、粘性的な性質が力学エネルギーを熱エネルギーに変換し、吸収・分散する。また、室温で10Hz以下の低周波数領域に応力吸収性(tanδ)のピークを持つため、衝撃よりゆっくりした振動に対して効果がある。他素材とコンパウンドすることで、幅広い周波数に対応でき、硬度調整も可能なため、制振材としての適用が可能。
応力緩和性と軽量性
材料に一定の荷重を与えて保持した場合、時間の経過と共に荷重が低下する。また、復元速度が緩やかになるため、ABSORTOMERを使った製品は低反発性を示す。熱可塑性樹脂の中で極めて密度が低く、成形品の軽量化に貢献する。
妄想プロジェクト
相性のいい産業分野
- 流通・モビリティ
制振性と弾力を生かし、長時間座っていても揺れずに個人にフィットする座席「乗り心地最高の新幹線座席」
- メディア・コミュニケーション
クーラー便で送付することで、薄いのに同封した書類が曲がらない、保護される封筒「書類が寄れない封筒」
- 食品・飲料
その料理の温度を食器の感触が変わることによって、味以外にも触覚で料理を楽しめる「温度を触覚で味わう食器」
この知財の情報・出典
この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。 詳細な情報をお求めの場合は、お問い合わせください。






