No.085

2020.04.26

指紋、顔に次ぐ第三の生体認証

非接触型生体認証システム

AdobeStock
引用元: https://stock.adobe.com/

概要

この知財は、非接触で生体を認識するシステムである。偏光子を通した赤外線を手のひらに照射し、表面と深部の画像情報を統合して処理することで認証を行う。これまでの赤外線を用いた静脈認証システムでは、スキャナーに手を正確にかざす必要が有り、認証までに時間を要することが課題とされていたが、本システムは手のひらの向きや、スキャナーからの距離によらず高速・高精度で生体情報を読み取ることが可能だとされている。

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なにがすごいのか?

  • 非接触・即時認証

  • 偽造・複製が難しいセキュリティの高さ

  • 指紋認証、顔認証などに次ぐ新たな生体認識システムを確立

なぜ生まれたのか?

New York PostやCNBCなどの大手メディアの報道によると、この技術は、Amazon社が手のひらの生体情報とクレジットカードを紐づけて決済を行う決済認証システムへの導入を視野に入れて開発されたものだとされている。また、同社が運営するレジ無しストア「Amazon GO」へ導入する構想も浮上している。

なぜできるのか?

画像取得技術

偏光子を通した赤外光を手のひらに照射することで、手の輪郭やサイズといった表面の画像情報と、血管や骨など内部組織をとらえた画像情報を取得することができる。

解析技術

得られた画像情報を統合・細分化しニューラルネットワークを使って認識することで、手のひらの向きや、スキャナーからの距離によらず高速・高精度で生体情報を読み取ることが可能だとされている。

相性のいい産業分野

IT・通信

手のひらを用いた簡易決済システム。米国大手メディアによると、Amazon傘下のスーパーマーケットチェーン「Whole Foods」の店舗レジへの導入実験が2020年中に行われる予定だという。

生活・文化

建物や空港などの入管管理。ゲートに手をかざして通過するだけで即時に認証が可能かつ、IDカード認証などのように偽装されるリスクが低い。

この知財の情報・出典

この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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