No.179

2020.08.14

画像処理を身近にするコンピュータビジョン界の"ラズパイ"

OpenCV AI Kit(OAK)

OAK

概要

OpenCV AI Kit(OAK)は、物体認識・追跡、姿勢推定、距離・深度推定、テキスト・エッジ検出といったあらゆるAIベースの画像処理を可能にするソリューション。ゼロからコンピュータビジョンシステムを構築する手間を減らすことができる。「コンピュータビジョン界のRaspberry Pi」として開発のハードルを下げ、研究開発の裾野が発展していくことが期待されている。

なぜできるのか?

超小型モデルの「OAK-1」とトリプルカメラモデルの「OAK-D」

OAKは、OAK APIソフトウェア及び、2種類のハードウェア(OAK-1とOAK-D)で構成されている。
OAK-1は、12メガピクセル4Kカメラを搭載した45×30×22mmの小型ユニットで、モーションベースのロスレスズームを可能にするモジュールである。OAK-Dは、50×100×20mmの空間認識AIカメラユニットで、ステレオ深度判定、3次元位置特定、3次元空間の物体追跡などのタスク処理を可能にするモジュールである。

相性のいい産業分野

教育・人材

画像認識を取り入れた、小学生の夏休み自由研究

生活・文化

簡易的な画像解析で対処可能な家庭内の人物把握による、育児補助や自宅介護

この知財の情報・出典

この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
詳細な情報をお求めの場合は、お問い合わせください。