No.258

2021.02.03

宇宙ビジネスを加速させる民間用人工衛星

超小型人工衛星の開発システム

概要

超小型人工衛星の開発システムとは、重さ100 kg以下の小型人工衛星を開発・製造する技術。従来、宇宙開発事業は高コストかつ高リスクであるため、国単位、政府主導でおこなわれることが通常であった。一方このシステムでは超小型人工衛星を低コスト・短納期で開発しているだけでなく、製造から打ち上げ・運用までの一連のサポートを一括で受けられるサービスを提供している。こうした高効率のワンストップサービスが、民間企業や研究機関主導での宇宙開発の活性化を促している。衛星観測データの蓄積・活用にあたって、小型人工衛星のニーズはますます高まっている中で、本知財は小型人工衛星の普及を後押しし、宇宙ビジネス発展の盤石の基礎となることだろう。

なぜできるのか?

低コストでの製造

衛星自体がおよそ100 kgと小型であるため、低コストで製造することができる(現在日本上空を飛ぶ代表的な観測衛星「だいち2号」の重量はおよそ2 t)。

企画提案から運用まですべておこなうワンストップサービス

利用者と念密なディスカッションをおこなったのち、超小型衛星の企画提案から設計製造、打ち上げ、運用に至るまですべてワンストップでおこなう。そのため、利用者のニーズに合わせた専用衛星をおよそ1年という短い期間で製造し打ち上げることができる。

相性のいい産業分野

流通・モビリティ

上から見た道路交通状況の常時提供サービス

生活・文化

森林火災や雪崩の全貌把握

アート・エンターテインメント

衛星情報で探す100%出逢えるホエールウォッチング

この知財の情報・出典

この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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