No.272

2021.02.19

異常気象を日常風景に重ね合わせるAR

ARお天気シミュレーター

概要

「ARお天気シミュレーター」とは、天気や災害発生時の状況をその場で擬似体験できるアプリ。ユーザーの見ている光景に拡張現実(AR)技術を適用することで、大雨や大雪、浸水被害が今まさに目の前で起こっているかのような体験をもたらす。従来の想定訓練や防災教育と比べ、ARお天気シミュレーターによる光景は「何がどの程度まで浸水するのか」といった具体的状況を視覚的に把握しやすく、気象現象への理解促進やいざという時の防災意識の向上へ繋がることが期待されている。

undefined 見慣れた景色に天気や浸水の状況が重なることで、あらゆるユーザーが危機感を“じぶんごと”として実感しやすい。

なぜできるのか?

ARによる気象現象や自然災害の可視化

ユーザーがスマートフォンの画面越しに見ている光景を、カメラ機能と連携することで取得する。取得した光景に対して3DCGオブジェクト(雨や雪などの物体)を配置・再生することで、雪が降らない地域での雪や百年に一度の大雨、近隣の河川が氾濫した場合の浸水被害状況といった拡張現実を映し出す。

シミュレーションによるリアルな体験

雨・雪モードのシミュレーションでは、降水強度に合わせた雨や雪の降り方を体感できる。普段雪の降らない場所に雪を降らせたり、東京で大雪警報レベルの雪の降り方を見ることもできる。
浸水モードのシミュレーションでは、任意の浸水深で目の前が浸水した様子を体感できる。浸水の深さは画面上で10 cm単位で設定可能で、浸水が50 cmになった場合や1 mになった場合、今見ている景色がどのように変化するかを可視化する。水流や水の色も指定でき、浸水の状況をよりリアルに体験できる。

相性のいい産業分野

環境・エネルギー

いざという時の安全確保や避難計画の検討

生活・文化

ARによる家財道具の仮想配置でリノベーションを最適化

アート・エンターテインメント

雪の降らない地域でのホワイトクリスマスや、砂漠地帯での雨など、実現しにくいシチュエーションの擬似体験

この知財の情報・出典

この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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