No.284

2021.03.05 Upload

水辺のソーシャルプロジェクト

MIZBERING(ミズベリング)

MIZBERING

概要

ミズベリングとは、水辺の新しい可能性を切り開きムーブメントを創造する、官民一体の協働プロジェクト。「水辺+RING(輪)」、「水辺+R(リノベーション)+ING(進行形)」を語源とし、市民・企業・行政が三位一体となり、水辺好きの輪を広げまちづくりの未来を改革していくことを目的としている。高度経済成長と共に、多くの河川は効率重視の排水路と化したが、一方で近年では河川の水害の拡大や民間事業者などの手による水辺の再開発も進んでいる。ミズベリングの活動は水辺を治水・防水し「つくる」だけでなく、水辺やその周辺地域の文化をユーザーである市民が「つかいこなす」ことを視野に入れ、持続可能な水辺の未来に貢献することを目指している。

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なぜできるのか?

ユーザーを主体としたソーシャルデザイン

2014年に国土交通省が事業主体となり発足したミズベリングは、ワークショップ、シンポジウム、イベントなど、様々な切り口から河川空間の持つ可能性について取り組んでいる。新たなオープンイノベーションを起こすため、行政らしい堅苦しさを排除し「軽そう柔らかそう楽しそう」をコミュニケーションのコンセプトに、マークからコピーやツール、会議の運営からフォーラムに至るまで「ゆるさ」を意図的にデザイン。ユーザーに近い人々が水辺に関心を持つ仕組みをつくりだしている。

法令の規制緩和

従来の河川は国や都道府県ごとに整備され厳しく管理されてきた。しかし昨今、水害対策だけでなく、水辺の美しいまちづくりを目指して規制緩和が進み、水辺の飲食店の開業やイベント・コンサートの開催など柔軟なまちづくりがしやすい環境となった。

ミズベリング事務局

プロジェクト推進メンバーによる「ミズベリング事務局」は、市民・企業・行政に対し、「つなげる、提示する、伝える、開く、共有する」の5つの役割を果たしている。全国・海外の水辺活用先進事例の紹介、イベント・PR、Webメディア・SNS運営、定例会の開催などを通し、プロジェクトは官民の垣根を超え全国60か所以上の主体が出現。各地で水辺を使いこなそうとする機運が高まり、まちの未来を水辺から考えるムーブメントが起きている。

相性のいい産業分野

食品・飲料

地域の食品を買ってそのまま河原や土手で食べられる「河川敷朝市」

メディア・コミュニケーション

沖縄の海辺と北海道の湖畔をオンラインでつなぐ「遠隔水辺宴会」

アート・エンターテインメント

自宅にいながらラフティングのプロの目線が味わえるVR川下り

生活・文化

近所の水辺で気軽にアウトドアが楽しめるアーバンキャンプ

流通・モビリティ

対岸から対岸へ連れて行ってもらえるサブスク予約制の現代版渡し船

教育・人材

カヌーで川の上流から下流へ流れながら土地への理解を深める水上課外授業

この知財の情報・出典

この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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