No.339

2021.06.07

カラー電子ペーパーを用いたタブレット端末

BOOX Nova3 Color

BOOX Nova3 Color

概要

BOOX Nova3 Colorとは、紙のような質感・視認性を持つ電子ペーパーディスプレイのタブレット端末。4,096色を表示できるカラー電子ペーパー技術「KaleidoPlus(カレイドプラス)」を用いており、読書だけでなくメモ取りやイラスト制作にも用いることができる。従来、タブレット端末のディスプレイ表示にはバックライトが必要なため、目が疲れやすいことやブルーライトによる影響を受けやすいといった問題があった。一方、電子ペーパーディスプレイは紙の視認原理と同じであり、明るい環境であればバックライトを必要としない。デジタルでありながら目に優しい電子デバイスの実現は、紙媒体のデジタル化が進む中でさまざまな応用の可能性を秘める。

なぜできるのか?

カラー電子ペーパー技術による色彩表現

ディスプレイには、電子インク技術を扱う企業「E Ink」が開発したカラー電子ペーパー「KaleidoPlus」が用いられている。KaleidoPlusは、色のついた粒子を動かすことで色を表現する技術(多色電子インクシステム)を用いており、4,096色もの色を表示することが可能。カラーの漫画や写真付きの本などもフルカラーで読むことができる。

電力をほとんど使用しないディスプレイ表示

カラー電子ペーパーは、粒子によって色を表現しているため紙のような視認性を持ち、バックライトを必要としない。また、電源供給がなくてもディスプレイ上の画面が消えずに表示され続けるため、読書などに用いる場合にはページをめくる時に電力を消費するのみ。電力消費を大幅に抑えることができる。

持ち運びしやすい軽さと耐衝撃性

電子ペーパーディスプレイの重量はガラスディスプレイのわずか半分であり、また薄型で柔軟性にも優れている。そのため、従来のタブレット端末よりも持ち運びしやすく、壊れにくい。

用途の広い描画システムと録音・読み取りツール

内蔵されたアプリによって、16色のカラーと5つのブラシを使いながらディスプレイ上に自由に書き込むことができる。さらには、メモに合わせて音声を録音したり、内蔵された読み取りツールを用いることで、書いた文字をテキストデータに変換することも可能。文書のメモ書きからイラスト制作まで幅広い活用ができる。

相性のいい産業分野

教育・人材

教科書やノートに活用してペーパーレスで目に優しい授業形態

メディア・コミュニケーション

自由にスケッチやメモを書き込めるディスプレイテーブル

生活・文化

歴史的な文献や絵画を紙の質感・色味を含めて保存

この知財の情報・出典

この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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