No.383
2021.08.02
スマートフォンで操縦できるリアル鳥型ドローン
MetaBird(メタバード)
概要
MetaBird(メタバード)とは、スマートフォンで操縦することの出来る鳥型ドローン。バイオミメティクス(生物模倣技術)によって鳥の羽根の動きを忠実に再現しており、まるで本物の鳥を操っているような感覚を楽しむことができる。うまく飛ばすには、羽の微調整や操縦の練習が必要だが、上達する感覚も楽しみの一つになるだろう。鳥の形態や仕組みを取り入れたMetaBirdの技術は、自然の中で最適化された形とプロセスをテクノロジーに活かすバイオミミクリーの実用化例としても注目されている。
なぜできるのか?
バイオミメティクスによる羽ばたきの再現
MetaBirdは、バイオミメティクス(生物模倣技術)によって鳥の形だけでなく羽根の動きまでも忠実に再現。また、モーターによる駆動音を最小限に抑えることで、野生の鳥が近づいてくるほどにリアルな鳥型ドローンを生み出した。
小型軽量で機能的なデザイン
MetaBirdの翼には、カーボン・ファイバーや液晶ポリマー(LCP)などの軽くて丈夫な特徴を持つ素材を使用。本体の重さはわずか9.5 gであり、本物の小鳥と同程度の大きさなので簡単に持ち運びできる。通信は最大150 m範囲まで可能で、時速5~20 kmで範囲内を自由に飛ばすことが可能。
スマートフォンアプリによるシンプルな操作
MetaBirdの操作は、コントローラーではなく専用アプリ「BIONICBIRD」をインストールしたスマートフォンで行う。操作方法は、スマートフォンを傾けて飛ばす「直感操縦モード」と、スマートフォンの画面で操縦する「ジョイスティックモード」があり、自由に選択できる。
相性のいい産業分野
- 環境・エネルギー
小型カメラを取り付けて自然の中の生き物たちの日常やを観察・調査
- 生活・文化
絶滅してしまった鳥類の動作データを取り込みリアルに再現
- 教育・人材
さまざまな種類の鳥を制作して飛び方や生態の違いを体験学習
- アート・エンターテインメント
鳥型ラジコンとして自然の中で行うレースイベント
この知財の情報・出典
この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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