No.385
2021.08.04
AIを活用した売場づくりの効率化システム
自動棚割りアルゴリズム
概要
「自動棚割りアルゴリズム」とは、店舗での棚割り作業(商品をどこにどの程度配置するか)の自動化による、業務改善と売場づくりの効率化をおこなうアルゴリズムである。棚割りの作業時間・コストの削減にはAIを活用しており、人が作成した基本パターンをもとにその商品構成や配置に準拠しつつ、拡大・縮小パターンを自動的に作成できる。自動棚割りアルゴリズムは店舗での実証実験も始まっており、効果検証とさらなる改善・効率化が期待される。
なぜできるのか?
AI自動棚割り生成アルゴリズム
人が作成した棚割り業務の基本パターンをもとに、その商品構成や配置に準拠しつつ、拡大・縮小パターンをAIが自動的に作成。これにより、最大で棚割り作業時間を従来の60%削減できると見込まれている。
現場での棚割りの経験を反映
顧客のニーズに適した品揃え、売れ行きに応じたスペース配分、売れ筋はゴールデンラインに陳列といった原則にもとづいた、売場提案を行なうための棚割りシステムがベースになっている。同システムの長年にわたる開発・運用の経験が活かされている。
販売店との実証実験
販売店と協力し実証実験を行うことで、効果検証とさらなる改善・効率化を実施。
相性のいい産業分野
- 製造業・メーカー
余剰な商品の生産や供給を防止
- 教育・人材
自動棚割りアルゴリズムと連動した効果的な販売をするためのマニュアル
- 医療・福祉
視覚障がい者や高齢者にも選びやすいバリアフリーな商品配置
- 生活・文化
個人の住居に応用した、片付けられない人のための整理整頓ガイド
- メディア・コミュニケーション
書店に応用することで、無駄のない適正な印刷部数の割り出しと、AIによるロジカルな選書
この知財の情報・出典
この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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Top Image : ©Getty Images