No.388
2021.08.10
3D動画が放映できる新宿駅前の大型街頭ビジョン
クロス新宿ビジョン
概要
「クロス新宿ビジョン」とは、世界最大の乗降客数を誇る新宿駅の東口駅前広場前という超一等立地に、150㎡超級では国内唯一の4K相当画質という最新のスペックを持つ新ビジョン。湾曲したディスプレイや視聴角度によって、一般的な平面ビジョンでは表現が難しい3D動画が放映可能。従来の3D動画ビジョンは現地の人々が視聴できる角度と場所が限られるというデメリットがあったが、クロス新宿ビジョンは湾曲形状をしており、かつ3Dに見える視聴位置に新宿駅東口広場があるため人流の課題が少なく、3D動画に最適な形状・立地を兼ね備えている。新宿の街のランドマークとなりながら、広告主にとって新しい表現媒体となることが期待されている。
実現事例 実現プロジェクト
巨大3D猫
巨大3D猫とは、2021年7月1日からの仮放映期間中にクロス新宿ビジョンに登場した巨大な三毛猫の3D映像。国内では類を見ない150㎡超級の大型ビジョンが放つインパクトと、愛くるしい猫のしぐさや表情が話題となり、国内だけでなく海外メディアからも取り上げられた。この巨大猫は、あらゆるジャンルの映像を手がけるオムニバス・ジャパンの山本信一エグゼクティブクリエイティブディレクターが、このビジョンが持つ湾曲したフォルムを活用したユニークな3Dコンテンツ制作を、ビル所有者であるクロススペースから依頼され企画した。このプロジェクトの反響を受け、『クロス新宿ビジョン』では、今後も別パターンの巨大猫3D動画の放映や、近隣他ビジョンとの連動した3D動画放映、SNS連動プロモーション、下層階イベントスペースとの連動プロモーション、ビジョンサイズの拡張など、さまざまな映像配信手法の実施を予定している。
なぜできるのか?
国内初の大型街頭4K相当ビジョン
クロス新宿ビジョンは、150㎡超級(H8.16m×W18.96m=154.71㎡)で唯一の4K相当対応の大型街頭ビジョン。新宿駅東口のスクランブル交差点に面していることに加えて、ビジョンが低層建物の屋上に設置されているため、信号待ちや待ち合わせの人々にとって、美しい映像を長時間視聴することができる環境にある。
3D動画に最適な湾曲形状と立地
L字や湾曲など放映される面が2つあることで、より奥行き感を感じる3D動画を実現。さらに、3Dに見える視聴位置に新宿駅最大の広場である「新宿駅東口広場」があるため、より多くの視聴者数を得ることが可能。
各種外部データと連動したビジョン放映
クロス新宿ビジョンは、リアルタイム配信を可能とする株式会社マイクロアドデジタルサイネージ社製の「MONOLITHS(モノリス)」を採用しており、各種外部データと連動したビジョン放映が可能な仕組みとなっている。
相性のいい産業分野
- メディア・コミュニケーション
車、アパレル、家具などを立体で見せることでより効果的に訴求できる商品広告
- アート・エンターテインメント
新宿の好立地と3D画面を活かしたアーティストのストリート配信LIVE
- 生活・文化
大型スタジアムやショッピングセンター、駅構内などにおける新しい表示ソリューション
- 官公庁・自治体
新宿や東京23区それぞれの名所や建築を3Dで説明してくれる街頭ビジョン
- 旅行・観光
外国人でも分かりやすいように、立体化されたMAPを用いた観光案内掲示板
この知財の情報・出典
この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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Top Image :©株式会社クロススペース