No.445

2021.10.18

オンライン健康相談ができる専用無人ブース

スマートライフボックス

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概要

「スマートライフボックス」とは、予防医療の領域から健康課題に対し総合的にサポートする専用無人ブース。室内に設置された検査機器による様々なバイタルデータの計測と、そのデータを共に参照できる医療専門家とのビデオ通信によるコミュニケーションが可能で、オンライン健康相談サービスを提供する。スマートライフボックスが実用化・普及すれば、プライバシーが保たれた静かな環境で、個人の健康課題に応じた適切な受診についてアドバイスを受けられるようになり、医療へのアクセス改善及び医療のコミュニケーションの質を改善につながると期待される。

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なぜできるのか?

医療へのアクセスを改善

本来なら医療機関に足を運んで診察を受けなければいけない場合でも、スマートライフボックスなら、各種ヘルスケアサービスを自宅以外のプライバシーの保たれた空間で気軽に受けることができる。3面のスマートミラーに囲われた未来的なデザインの空間になっており、平易な操作で利用することが可能。また個人の健康課題に応じて地域の医療機関への受診についてアドバイスを受けられるため、適切な治療につながる。

企業コラボによる“新たな医療体験”の創出

スマートライフボックスは、オンライン診察でピルを処方する「スマルナ」を運営するなど、医療の新しいスタンダードの実現を目指し、医療DXへの動きを加速させるサービス展開を進める「株式会社ネクイノ」と、ライフサポートサービスの一つとして各地域の特色や医療アクセスを考慮したサービスの検討を進める「ENEOSホールディングス」の協業により開発に至った。二社は引き続き、利用しやすく質の高いヘルスケアサービスの展開拡大を目指し、“新たな医療体験”の創出を目指すとしている。

相性のいい産業分野

医療・福祉

美容室やエステに行くのと同じ感覚で健康に気を使えるよう、スマートライフボックスが設置された公共施設の開発

生活・文化

対面では相談しにくい性の悩みなどを気軽に打ち明けられる匿名サービス

官公庁・自治体

利用データを自治体と連携し、受診要望の多い医療機関の新設につなげるプロジェクト

旅行・観光

土地勘のない旅行先で体調を崩した際に、地域医療に適切につなげる旅行者向けブース

スポーツ

学校に常設することで部活動に打ち込む学生の健康状態を日常的にケア

この知財の情報・出典

この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。 
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Top Image : ©株式会社ネクイノ/AGC株式会社