No.522

2023.07.10

空間配置されたアバターが楽器となる「3Dオーディオビジュアルサンプラー」

Avatar Jockey(アバタージョッキー)

Avatar Jockey

概要

「Avatar Jockey(アバタージョッキー)」は、複数人でMR空間を共有し、インタラクティブな音楽体験を可能にするアプリケーション。体験者はMicrosoft社のヘッドセット「HoloLens 2」を装着し、MR空間をエアタップすると現れて音を鳴らしながら踊るアバターを配置していくことで、立体音響の音楽空間をリアルタイムにつくることができる。従来にはなかった「3Dオーディオビジュアルサンプラー」として、MR(複合現実)による音楽表現が拡張されることが期待される。

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なにがすごいのか?

  • 直感的なUIが実現する唯一無二の音楽体験

  • ドラム、ベース、コード、メロディ、ボイスの5種の音のアバターが織りなす多様な音楽表現

  • VR空間とAR空間を融合した新感覚のMR体験

  • 複数人でMR空間の音楽体験を共有できるインタラクティブ性

妄想プロジェクト 妄想プロジェクト

avatar jockey

ユーザーの趣味嗜好・テンションに合わせて育つ「Homies アバター」

スポーツ、お笑い、演劇、あらゆるエンターテインメントがリアルと遜色ないクオリティでオンライン体験できるようになった未来。コンテンツをVRゴーグルで一方向的に視聴するだけではなく、自分と同じテンションで盛り上がってくれる仲間たちと「いつでも」時間を共有することができれば、オンラインでのエンタメ体験はより豊かになっていくだろう。「Homies アバター」はユーザーの好みのテンション・人数・性格までを反映させて生み出すことのできる、仮想空間上の友人たち。ユーザーの心拍や視線、発声に合わせてあたかも大人数で一つのコンテンツを視聴しているかのような一体感を擬似的につくり出すことができる。ユーザーの視聴履歴をアバターに蓄積して行くことで、機械的ではないコミュニティ属性を持ったアバターの仲間たちをつくり出すことが可能になるだろう。

知財図鑑

妄想家 知財図鑑

妄想家 知財図鑑

妄想画家 河原 晴馬

妄想画家 河原 晴馬

なぜできるのか?

アバター自体を楽器として使用

アバターには、それぞれ「ドラム」「ベース」「コード」「メロディ」「ボイス」のサウンドパートが割り振られている。空間をエアタップすることでアバターが出現して、音を鳴らしながら踊り出す。

直感的で分かりやすいUI

タップ時には、手を縦方向に動かすことで楽器のパート(5種類)を、横方向に動かすことで楽器のフレーズ(3種類)を選択可能。直感的なUIで快適な音楽体験を実現する。

複数人での鑑賞体験を実現

「Avatar Jockey」では、Microsoftのクラウドサービス「Azure Spatial Anchors」やリアルタイム通信ライブラリ「Photon」を活用。これにより、複数のユーザーが同一のMR空間の座標を共有し、音楽空間をリアルタイムで生成・体験可能になる。

相性のいい産業分野

メディア・コミュニケーション

リアルイベントの熱狂と一体感をMR空間で体験

旅行・観光

祭りのやぐらでの演奏をMR化しバーチャル空間に高揚感を演出

アート・エンターテインメント

アーティストと観客とが遠隔リモート共演するMR音楽セッション

IT・通信

MR空間で複数人で踊りながら音を加えられるリモートクラブ

スポーツ

MR空間内のマスゲームに合わせて音が出る新感覚パフォーマンス

この知財の情報・出典

この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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