No.628
2022.03.07
スマートフォンと連携できる「スマートマスク」
C-FACE(シーフェイス)
概要
「C-FACE(シーフェイス)」とは、スマートフォンと連動できるマスク型コミュニケーションデバイス。一般のマスクに取り付けることで、マスク越しに話した声を最大10m先の相手のスマートフォンに届け、発言を8言語に翻訳して文字化もできる。コロナ禍によりソーシャルディスタンスを保った生活が余儀なくされる中、マスクを外さずに距離を保った相手とスムーズなコミュニケーションができることから、接客やビジネスなどさまざまなシーンでの活用が期待されている。
なぜできるのか?
ロボット開発で培った技術が凝縮
「C-FACE(シーフェイス)」には、マイク、基盤、マスクの金型設計、文字起こしソフトや翻訳ソフトの開発など、C-FACE開発元のドーナッツロボティクスが受付・翻訳ロボットの開発で培った技術が凝縮されている。試作機は3Dプリンターで作製され開発が行われた。
豊富なオプションサービス
C-FACEは一般のマスクに取り付けて使用することができ、各サービスは月額のサブスクリプションプランとして用意されている。専用アプリをダウンロードすると、C-FACE着用者の音声を翻訳してスマートフォンに表示する「翻訳」、C-FACE着用者の音声を文字起こししてスマートフォンに記録する「音声メモ」、離れた場所にスマートフォンを通して声を届けることができる「10m先のスマホに声を届ける」などの機能がマスクをしたまま使えるようになる。
相性のいい産業分野
- メディア・コミュニケーション
様々な言語をリアルタイムで翻訳できるマスク型AI翻訳機
- AI
音声で情報検索や地図検索のできる音声アシスタント機能搭載マスク
- IT・通信
スマートフォンと連携した、ハンズフリーで会話できるマスク型通話デバイス
この知財の情報・出典
この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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Top images:© ドーナッツロボティクス 株式会社