No.652

2022.03.24

自宅で脳波測定できる臨床レベルの睡眠計測サービス

InSomnograf(インソムノグラフ)

S’UIMIN

概要

「InSomnograf(インソムノグラフ)」とは、睡眠を脳波で客観的に計測することで、自宅でできる病院レベルの睡眠計測サービス。独自開発した睡眠時脳波測定器と、世界的な研究者の知見により、睡眠の質を詳しく、臨床レベルの精度で客観的にデータから評価する。レム睡眠とノンレム睡眠を行き来する睡眠経過や、20種類以上の睡眠指標を、定量的なデータとして算出。これまで、臨床レベルの脳波解析による睡眠測定は、専門技師によるセンサーや電極の装着と、1日がかりの入院が必要だったが、InSomnografでは電極の装着が容易で、誰でも自宅などのあらゆる場所で使用でき、起きたらすぐに速報結果が届く。誰でもどこでも医療レベルの精度で睡眠診断ができるサービスとして、睡眠改善や日々の集中力やQOLを高めるためのニーズのほか、生活習慣病や認知症などの重大疾患への睡眠の影響の研究にも活かすことができるなど、睡眠障害者の拡大する社会問題を改善するサービスとして活躍が期待されている。

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なぜできるのか?

脳波の測定で臨床レベルの精度で睡眠を計測

「InSomnograf」は脳波を測定するため、睡眠の時間だけでなく質も含めて、臨床レベルの精度で客観的に睡眠評価が可能。一般的な、身体の動きから推定する活動量計の睡眠計測機器や、睡眠アンケート調査と異なり、睡眠の質を高い精度で測定。レム睡眠とノンレム睡眠を行き来する睡眠経過や、20種類以上の睡眠指標を、脳波から定量的なデータとして算出する。医師による睡眠トラブルのスクリーニングや、個人に合った睡眠改善のアドバイスを行う病院レベルの計測を実現。

誰でもどこでも医療レベルの精度で検査可能

「InSomnograf」の脳波測定器は小型軽量で、電極の装着も被験者自身で可能。これまで、脳波をきちんと測定する終夜睡眠ポリグラフ検査やポリソムノグラフ(PSG) 検査では、専門技師による装着や1晩入院が必要だったが、「InSomnograf」は病院での専門技師による装着作業を必要とせず誰でも自宅で可能で、また、起きたらすぐにスマートフォンに速報結果が届く。

計画立案や報告書の作成も可能

開発元のS’UIMINでは、試験デザインの提案や、研究計画書の作成、試験の実施、報告書作成まで試験業務を請け負うことが可能。S’UIMINの母体である「筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構」との連携も可能で、製品開発や研究等を効率的に進められる。

相性のいい産業分野

AI

脳波解析による睡眠障害の原因の分析

医療・福祉

自宅で手軽に臨床レベルの睡眠検査を実施

スポーツ

遠征先でも睡眠の質をコントロール

教育・人材

社員の健康管理のツールとして活用

この知財の情報・出典

この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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Top Image : © 株式会社 S’UIMIN