No.696
2022.04.08
「サイバーパンクSF」をテーマにした、日本発ジェネラティブNFTコレクション
NEO TOKYO PUNKS(ネオトーキョーパンクス)
概要
「NEO TOKYO PUNKS(ネオトーキョーパンクス)」とは、日本のイラストレーター・NIKO24氏が描いた横顔イラストを特徴とするNFTコレクション。サイバーパンクな世界観のもと、さまざまなガジェットを装着したキャラクターの姿が描写されている。各キャラクターはランダムに各パーツを組み合わせる「ジェネラティブアート」と呼ばれる手法で作成された。今後はNFTホルダー向けのイベントやメタバース上での3D展開も予定されており、日本発のコンテンツとして海外のコレクターからも期待されている。
なぜできるのか?
日本の人気カルチャーを踏襲した世界観
「NEO TOKYO PUNKS」の設定は、メタバースが普及した近未来の東京で、富裕層や権力者が支配する仮想空間「ブレインバース」から、失われた東京を取り戻すというもの。サイバーパンクを思わせるガジェットなど、『AKIRA』『攻殻機動隊』といった日本の伝統的SF作品の系譜を想起させている。
大量生産が可能な「ジェネラティブアート」
各イラストは、NIKO24氏が描いた画像をコンピュータープログラムでランダムに組み合わせて作品を自動生成する「ジェネラティブアート」という手法を用いて描かれている。これにより一度に大量の作品を生成・一斉販売が可能となっている。
ファン・投資家を巻き込んだNFT売買
従来、OpenSeaなどNFT販売サイトでは、海外コレクションが取引高の上位を占める場合が多かった。「NEO TOKYO PUNKS」は2,222点が即完売し、国内外の投資家・起業家らによる二次流通も加えた売上高が750ETH(約3億円)を超え、ランキング上位にランクインするなど活況を呈している。
自律分散型のコミュニティ運営
「NEO TOKYO PUNKS」は、NIKO24氏を含めた6名のコアメンバーにより運営されている。Discordやtwitterを用いた積極的なコミュニティ運営を行い、ホルダーやクリエイターを含めたさまざまなメンバーが自由に企画・制作に携わる、DAO(分散型自律組織)的な特徴を持つ。
相性のいい産業分野
- アート・エンターテインメント
「NEO TOKYO PUNKS」のキャラクターが登場するアニメやメタバース上での交流
- 製造業・メーカー
「NEO TOKYO PUNKS」に登場するサイバーパンク風ガジェットを実装
- メディア・コミュニケーション
「NEO TOKYO PUNKS」をモチーフとした様々なファンアート
- 生活・文化
「NEO TOKYO PUNKS」の世界観に現れるプロダクトプレイスメント型広告
この知財の情報・出典
この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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Top Image : © NEO TOKYO PUNKS