No.977
2024.12.10
寝るだけで生体情報をセンシングできるスマートベッド
Har Bed Dozee Bed
概要
「Har Bed Dozee Bed」とは、生体情報をモニタリングできるAIベット。マットレス下に設置されたセンサーで、心拍数や呼吸数、体温、酸素飽和度、ECGといった生体情報を測定できる。従来、生体情報の測定は、測定器を使用した貼り付け式やウェアラブル式といった接触式アプローチが主流だったが、患者の精神的・身体的負担が課題となってきた。一方、「Har Bed Dozee Bed」では、非接触で正確なモニタリングが可能。取得したバイタルデータは「SecureRPM」アプリから確認できる。医療機関の省人化と医療従事者の負担軽減を促進する知財として期待されている。
なぜできるのか?
心弾動図記録法による非接触型センシング
「Har Bed Dozee Bed」では、心臓の収縮により発生する微小な振動を計測する心弾動図記録法(BCG)を使用。寝返りなどのマクロな動きとミクロな動きの双方から生じる機械的振動から心肺機能を測定するため、非接触で測定できる。
医療従事者の負担を軽減する警報システム
「Har Bed Dozee Bed」には、AIで患者の生体情報を監視し、異常を予測する早期警報システムが搭載。患者の身体の異常をいち早く特定・検知することで、医療従事者の看護時間を患者1人あたり2.5時間節約する。
効率的なトリアージを可能にするモニタリングシステム
「SecureRPM」アプリでは、一度に数百人の患者の遠隔モニタリングが可能。傷病の重症度に応じて治療の優先度を決めるトリアージを効率的に行える。
AIアルゴリズムを活用したレポート作成
測定したデータはクラウドに送られ、AIアルゴリズムによってバイオマーカーに変換。読みやすいレポートとして出力される。
相性のいい産業分野
この知財の情報・出典
この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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Top Image : © Dozee