No. 008 自然な日本語での対話を可能にするAPI

COTOHA(コトハ)

COTOHAは、日本語の書き言葉・話し言葉の分析、理解によって的確なコミュニケーションを実現させるAIを、搭載したAPIだ。
30万語もの言葉を含んだデータベース、処理技術や学習機能により、日本語文章を正しく詳細に解析・理解できるため、自然で柔軟な対話を可能にしてくれる。

なにがすごいのか?

  • 膨大な構文解析量
  • 幅広いAPIの展開
  • 高精度な自然言語処理

なぜ生まれたのか?

COTOHAは高度な自然言語解析技術を、さまざまなサービスに手軽に組み込み、開発の迅速化や新サービスの創出に活用してもらいたいという思いから誕生した。
従来のコミュニケーションAPIでは、短文やキーワード単体の翻訳に役割が限られ、自然な雰囲気の翻訳は不可能であった。しかしNTTが40年以上にわたって蓄積・精錬してきた30万語におよぶ日本語データベースや処理技術を活用することで可能となった。

妄想プロジェクト

Lyric Screen

言葉が繰り出されるスピードが速く、歌詞の内容も複雑であることが多いラップ。クラブイベントでのラップバトルなどでは、白熱したラッパーの口から出てくる言葉の意味をすぐに理解することは難しい。
そこで、歌詞の内容や言葉の解説を、リアルタイムにスクリーンに表示してくれるとしたらどうだろうか? 聞き取れない音や理解できない単語でも、関連画像と一緒に詳細な情報が投影されることで、世界観への理解を深めつつ、ある種の未体験を演出してくれる。普段の遊びに行く感覚で、手軽に造詣を深めるチャンスにもなり得る。また多言語への変換も可能になれば、新たな観光資源になる可能性も秘めている。
そんな未来もCOTOHAなら可能にしてくれるのではないか。

実現プロジェクト

プレゼンの即時ビジュアライズツール「Subz.」

NTT COM ×Konelのコラボで、プレゼンテーションの即時ビジュアライズを実現する音声アプリケーションが開発された。
プレゼンの際に、ピンとこなかった内容に対して、音声認識し、キーワードを抽出、関連画像を表示させてくれるものだ。また、日本語と英語での字幕表示や、スマートフォン型の記事ビューも搭載されている。

なぜできるのか?

日本語解析性能

30万語にもおよぶデータベースを元に、「個々の単語に対するメタレベルの情報(例:「千代田区」に付随する「地名」で「東京都内にある」といった情報)」「“てにをは”などによる係り受け関係の把握に基づいた文意の理解」「表現のゆれを理解できる語彙(例:ユーザーが発する「申し込みたい」と「契約したい」の意味は似ている)」等を、多量の文型サンプルに照らして係り受け構造の意味を理解する述語項構造解析技術、膨大な文例に基づいた類似度判定技術を結集し、可能にしている。

外部システムとの連携による機能拡張

RPAやレコメンドエンジン、分析システム等と連携して、システム操作を行うことで、音声認識や関連画像検索ということも可能となっている。

相性のいい分野

エンターテインメント
音楽イベントでのリアルタイム映像コンテンツの作成
教育
黒板を使わず、先生の言った内容の関連画像や詳細説明を表示させるコンテンツ
観光
日本語を理解できない外国人のための、詳細情報の提示コンテンツ

知財情報

主な知財ホルダー:エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ

・登録5910202:「COTOHA」
・登録5980979:「COTOHA Chat & FAQ」
・登録6141216:「COTOHA Virtual Assistant」
・登録6155067:「COTOHA」
・商願2019-128380:「COTOHA Search Assist」

この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
詳細な情報をお求めの場合は、お問い合わせください。

知財ハンター

Kyosuke Saito
齊藤 匡佑 Kyosuke Saito
Creative Engineer / Konel Inc.

1997年神奈川県横須賀市生まれ。世界最年少知財ハンター。バーテンダーとして従事した後、バックパッカーとしてアートを巡る旅に出る。現在はKonelでエンジニアとして活動中。味覚や嗅覚を刺激するバイオ系知財を、他の感覚に転用させることに高い関心を持つ。夢はクラフトジンの蒸留所設立。