No. 108 ユーザーの操作と太陽光でゲームから発電するシステム

ENGAGE

この知財は、ユーザーが操作ボタンを押すことで振動が電力変換される仕組みと、ハードに取り付けられた太陽光パネルからの電力により、バッテリーがなくてもゲームプレイが可能になるシステムである。任天堂のゲームボーイを改造したデバイスによってプレイができることが実証されており、応用が期待される。

なぜできるのか?

ユーザーの操作と太陽光による発電

ボタンを押す際の振動を電力に変換する振動発電の技術が活用されており、同時にハード全面に取り付けた太陽光パネルの電力を合わせることでゲームプレイに必要な電力をまかなう(本体側のCPU基盤やハードウェアはこのために再設計されている)。

ゲームのセーブが不要

電源を供給しなくても記憶を保持できる不揮発性メモリを使用しているため、セーブをせずに、中止したタイミングからゲームを再開することが可能。現時点では電力の供給量の都合で10秒ごとに1秒未満の中断が入るが、ソリティア等のゲームであれば不都合なくプレイ可能。

相性のいい分野

ウェルビーイング
停電時や避難所など、娯楽が乏しい状況における電力不要のゲーム
SDGs
再利用にコストがかかるバッテリーの依存度を下げる、持続可能な地球に優しいゲーム機
発電
ゲームプレイで生まれた電力を蓄電し他のデバイスで活用する、手軽な自家発電
また、本技術を応用した発電機能を持ち合わせたノートPCやリモコン
教育
ゲームを行うことでどの程度家庭内の電力供給に転換できたかを競い、「ゲーム規制条例」の是非について考える授業
エンターテインメント
ゲーマーがゲームプレイ・発電するとなりで、ロックバンドがその電力を利用してそのゲームのBGMを演奏するパフォーマンス

知財情報

主な知財ホルダー:ノースウェスタン大学(米)/デルフト工科大学(蘭)

この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
詳細な情報をお求めの場合は、お問い合わせください。

知財ハンター

小髙 充弘 Mitsuhiro Odaka
Media Artist / Konel Inc.

1991年生、神戸出身。学士(医学,理学)。広義の「感染」に関するメディアアート制作を行う。病原体、行動、モラル等が、複雑に跨ぎ合うつながり構造の上を拡散・極性化する現象に関心がある。その関心の下で、データによる予測可能性を超えた逸脱的な意味付けの内部に人間が人間たる規定要因を探したり、疎外された逸脱主体と他との交流の回復がありうるのか探ったりしている。


知財ライティング: 丑田美奈子