No. 188 変幻自在なアームを持つ家庭用お手伝いロボット

Stretch RE1

Stretch RE1は、車輪がついた土台に取り付けられた高さ141cmのボディからアームが伸びる形状の家庭用ロボットである。アームは自在に伸縮し、本体も軽量で移動性も高い。また、ソフトウェアがすべてオープンソース化されており自分でカスタマイズすることができるのも大きな特徴。これによって大幅な用途拡張が実行でき、役割が限定されがちだったこれまでの家庭用ロボットの可能性を大きく広げている。

なぜできるのか?

幅広い用途のアームとスリムな形状

アームに取り付けるハンド部分は目的に応じて取り替えができ、物を持ち運ぶ、汚れを拭きとる、掃除機をかける、文字を書くことなどから、ペットの遊び相手まで対応。シンプルな形状かつ重さは23kgと比較的軽く、ロボットアームは最大52cm伸ばすことができ、高さの調整範囲は109cmと、幅広い用途に応用可能。

3Dカメラによる自動化機能

本体ボディ上部に3Dカメラ「Intel RealSense D435i」やレーザー距離計、音声認識用のマイクが搭載されており、周囲の状況やロボットアームでつかむ対象などの形状を自動的に認識する。このマッピング機能によって、自動で環境に最適化された行動を行う。

オープンソースコードによるカスタマイズやハードウェア拡張が可能

この知財のコードはオープンソースとなっており、Github上で公開されている情報を元に自分でカスタマイズできる。本体には部品を取り付けるスペースやネジ穴、USBポートが用意されており、ハードウェアの拡張性も高い。

相性のいい分野

ウェルビーイング
掃除、洗濯、調理など幅広い家事や生活を支援する家庭用お手伝いロボット(特に高齢者の生活サポート)
育児
見守りはもちろん、簡単なベビー・ペットシッティングを物理的にサポート
エンターテインメント
繊細かつ、複雑な場所にある賞品もつかめる超高精度UFOキャッチャー
環境保護
極限地域や海底、危険区域内など人間の活動限界を超える場所での各種業務サポート
スポーツ
球技や陸上競技、格闘技など、あらゆるスポーツに存在する審判の役割を代替

知財情報

主な知財ホルダー:Hello Robot

この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
詳細な情報をお求めの場合は、お問い合わせください。

知財ハンター

出村 光世 Mitsuyo Demura
Producer / Konel Inc.

1985年石川県金沢市生まれ。早稲田大学理工学部経営システム工学科卒。アート/プロダクト/マーケティングなど領域に縛られずにさまざまなプロジェクトを推進。プロトタイピングに特化した「日本橋地下実験場」を拠点に制作活動を行い、国内外のエキシビションにて作品を発表している。自然現象とバイオテクノロジーに高い関心がある。


知財ライティング: 丑田美奈子