ファインファイバー技術 (Fine Fiber Technology)
ファインファイバー技術は、非常に細い繊維(ファインファイバー、極細繊維)を肌に直接吹き付けることで、層状に積み重なった薄膜を肌表面に作る「人工皮膚」形成技術。花王の培った不織布の極細紡糸技術を応用して開発された。従来の不織布より通気性に優れ、化粧水などの液体を吸い取って保持したり、膜全体に液体を均一に広げたりする特長が強化されている。将来的にはスキンケアだけでなく創傷治癒、傷を隠すカバーメイキング、壊死組織再生など形成外科医療への応用も期待されている。
ファインファイバーを吹き付けて薄い人工皮膚を作る様子。もとは1本の糸が極細繊維となって積み重なる。