No. 219 インクなしで無限に印刷できる技術

Inkless(インクレス)

「インクレス」は、普通の紙にインクを使わずに印刷できる技術である。これまでも専用の特殊紙であればインクなしで印刷する方法はあったが(レシートの印刷など)、普通の紙でこれを叶えたのは「インクレス」が初めてだろう。「インクレス」は、赤外線レーザーで紙の表面を焼いて文字やイラストをプリントするという、従来の印刷とはまったく発想の異なるものだ。インクカートリッジも必要としないため、廃棄物の出ない環境に優しいプリンターを開発するテクノロジーとして期待される。

オランダのデルフト工科大の学生チーム「Tocano(トカノ)」が開発した

なぜできるのか?

普通紙への印刷を可能にした赤外線レーザー技術

もともとインクが染み込まれている特殊紙への印刷ではなく、一般的な紙の表面を赤外線レーザーで加熱(炭化)して、文字やイラストをプリントするという技術を開発した。モノクロであれば無制限に印刷が可能とされる。

廃棄物とランニングコストの削減

インクカートリッジとトナーが不要となるため、廃棄物がなく環境にも優しい。また交換作業や買い替えの必要もなく、余計なランニングコストがかからない。

相性のいい分野

SDGs
ゴミを出さない環境低負荷型のプリンタ
教育
低コストで教科書やプリントが大量印刷ができる低コスト教材

知財情報

主な知財ホルダー:Macsa ID

この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
詳細な情報をお求めの場合は、お問い合わせください。

知財ハンター

宮田 大 Dai Miyata
Creative Director / Konel Inc.

1985年石川県金沢市生まれ。ブランディングから広告、映像、グラフィックデザインのクリエイティブディレクションが得意領域。Konelではプランからデザインまで自身で担当することも多い。アナログとデジタルを共有するプロダクト/テクノロジーや、映像・音楽関係の知財に高い関心を持つ。趣味は音楽制作で、トラックメイキングからラップもたまに行う。


知財ライティング: 中澤智心