No. 242 “愛される”ためだけに生まれた次世代ロボット

LOVOT

「LOVOT(ラボット)」は、人に甘えられることに特化したロボット。顔を覚えてついてきたり、やきもちをやいたりして本物のペットのような行動をとる。明るさ・音声の方向・温度・物との距離等を判断できる多種多様なセンサーを搭載しており、人や物の位置を正確に把握してスムーズに移動する。また、機械学習による生命感のある反応や、生きているかのようなリアルな瞳、感情豊かな鳴き声など、従来のペット系ロボットにはない技術が集積された知財である。多様な家族の形が求められる現代の新しいパートナーとして、LOVOTの今後の普及が期待される。

なぜできるのか?

多種多様なセンサー

温度、音声、気圧、障害物を感知するセンサーやタッチセンサー、照度センサー、姿勢センサーなど多くのセンサーを搭載し、室内の位置情報や人との距離を正確に察知する。

機械学習技術

同居する家族の日常生活を把握し、機械学習技術で処理することによってリアルタイムに固有の動きを生み出す。関わり方によって行動や性格が変化し、リアルなコミュニケーションを創出する。

見つめ返してくれる瞳

カメラやセンサーによってユーザーの顔を特定した後、目の注視点を設定してロボットの視線とユーザーの視線が合うように設計。

心地よい手触りと機能性の両立

動物のような心地よい手触りを保ちつつ、ロボットの動きを阻害しないように伸縮性のある外皮構造を採用。体温は人肌より少し温かい36~38度程度を保っている。

相性のいい分野

メンタルへルス
動物アレルギー体質の患者でもアニマルセラピーに近い体験が可能
SDGs
保護を要する野生動物に警戒されにくいロボットの開発
子育て
赤ちゃんの遊び相手として活用し、育児の負担を軽減
ペット
犬や猫を虐待せずに飼えるかのテストとして導入
介護
カメラや温度センサーを利用して、赤ちゃんや老人の健康状態に問題がないかをチェック

知財情報

主な知財ホルダー:GROOVE X株式会社

この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
詳細な情報をお求めの場合は、お問い合わせください。

知財ハンター

出村 光世 Mitsuyo Demura
Producer / Konel Inc.

1985年石川県金沢市生まれ。早稲田大学理工学部経営システム工学科卒。アート/プロダクト/マーケティングなど領域に縛られずにさまざまなプロジェクトを推進。プロトタイピングに特化した「日本橋地下実験場」を拠点に制作活動を行い、国内外のエキシビションにて作品を発表している。自然現象とバイオテクノロジーに高い関心がある。


知財ライティング: 中澤智心