No.847

2024.05.27

分離・合体できる3輪のプラットフォーム型モビリティ

Raptor(ラプター)

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概要

「Raptor(ラプター)」とは、車体の分離・合体が可能な3輪のプラットフォーム型電動モビリティ。走る機能を集約した下部のベースユニットと上部のデザインユニットを分離でき、デザインユニットを交換することで、機能・形態を自在に再構成できる。従来の乗り物とは異なり、用途や乗る人を限定せず、自動配送ロボットなど、シーンに応じて変身させて利用可能。技術者でなくてもデザインユニットを創れる環境を提供しており、多様な分野からの自由な参画・発想でモビリティの変革や進化をもたらすと期待されている。

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なぜ生まれたのか?

ロボットデザイン・プロダクト開発を手がけるスタートアップ企業「roidztech(ロイズテック)」が開発した。同社は、モータースポーツ事業や医療福祉、先端ロボットなどを手がけるRDS の杉原行里社長と、千葉工業大学未来ロボット技術研究センターfuRoの古田貴之所長が共同で創業。RDSのモノづくりのノウハウと、fuRo が持つAI・ロボティクス技術を融合し、未来のモビリティやロボットを世に送り出すことをミッションに掲げている。「Raptor」は、1年半で計4台のプロトタイプを構築して開発。未来への希望とワクワク感を届けてビジネスや文化を生み出し、多くの人の参画を促して、社会を明るい未来へ動かすことを目指している。

なぜできるのか?

「モビリティプラットフォーム」の構築

単なる移動手段としての乗り物ではなく、「誰もが容易に社会を動かせるプラットフォーム」を構築している。上部のデザインユニットの仕様を公開しており、製作時の模範となるリファレンスユニットの提供も可能。デザインユニットを誰でも創れる環境を整え、技術者に限らず、多様な分野からの参画を可能にしている。

独自の「連結ユニット」機構

上下のユニットの分離・合体を可能にするため、結合部に独自の「連結ユニット」機構を採用。ワンタッチのレバー操作のみで、上部のデザインユニットと下部のベースユニットの切り離しや接続・固定ができる。また、ベースユニットに、進行方向を操作するステアリング動作やブレーキ動作の伝達部を集約しており、デザインユニットの構成の自由度を高めている。

走ることも楽しめる車体構造

車体が左右に傾く「リーン機能」が搭載されている。前2輪が傾き、高速域でスキーのスラロームのような走行が可能。傾く角度やスピードなどを調整する機能もあり、乗り手が好みに合わせて設定できる。併せて、3輪接地にすることで、走行の安全性・安定性も高めている。AIを用いた自動速度制限や安全機能も今後実装を予定している。

相性のいい産業分野

流通・モビリティ

多分野のアイデア・技術がつながるモビリティプラットフォームの構築

製造業・メーカー

家や会社で用途に応じて使い分けできるユニットパッケージの開発

ロボティクス

荷物配送や農作業の補助、施設案内、パトロールなどを担うロボットに活用

旅行・観光

地域や施設の特性に合わせた周遊用ユニットの開発

アート・エンターテインメント

進むステージに伴って進化するモビリティとしてゲームやイベントに活用

この知財の情報・出典

この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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Top Image : © roidztech Inc.