No.848

2024.05.21

光の角度で表情を変える、触り心地のある折り紙

SAWARIGAMI(さわりがみ)

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概要

「SAWARIGAMI(さわりがみ)」とは、ざらざらとした触り心地を堪能できる新感覚の折り紙。2種類のニスを塗布する「さわりがみ加工」で紙表面に凹凸を施すことで、従来の折り紙にはない触感と、光の加減で浮かび上がる和柄模様を実現した。なお、デザインは、魔除けや厄除けの想いが込められた「SEI -清-」や長寿や繁栄への想いが込められた「 JU -寿- 」など多彩なラインナップを揃えている。伝統的な日本の折り紙文化と最新の印刷技術を融合した知財として、ギフトラッピングやテーブル飾りなどでの活用も期待される。

SAWARIGAMI-3

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なにがすごいのか?

  • 高額な型を必要せず、透明なニスを印刷することで実現

  • 縮みやシワの発生も抑制

  • 手触りのあるデザインの可能性を拡張

なぜ生まれたのか?

「SAWARIGAMI」は、2種類の特殊なニスを使用した新晃社独自の特殊印刷技術「さわりがみ加工」(国内 意匠登録第1718183号/1718184号)によって制作。「東京ビジネスデザインアワード(TBDA)」をきっかけに、デザインによって特殊印刷の可能性を探るために立ち上げられた「印刷加工実験室」のブランディングと、本商品であるSAWARIGAMIで構成した一連のプロジェクトによって開発された。

なぜできるのか?

縮みやシワが発生しない「擬似エンボス加工」

紙に凹凸をつける「エンボス加工」は従来、金型で圧を加えて絵柄を浮き上がらせる手法が主流だった。一方「さわりがみ加工」は印刷技術で凹凸を表現した「擬似エンボス加工」のため、金型なしでの印刷が可能。エンボス加工で起こりがちだった縮みやシワの発生も抑えられる。

デザイン性と耐久性の両立

開発元である新晃社の印刷加工実験室では、紙の種類とニスの重ね方の組み合わせを数十種類にわたり検討。折り曲げてもニスが割れない耐久性と和柄模様のデザイン的な美しさの両立を実現した。

相性のいい産業分野

アート・エンターテインメント

角度によって光り方が変わる折り鶴

生活・文化

もらった時の感触が楽しめる包装紙

製造業・メーカー

印象に残りやすい「さわりがみ加工」の名刺

メディア・コミュニケーション

触って楽しめる広告ポスター

この知財の情報・出典

この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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Top Image : © 株式会社 新晃社