No.869

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2024.07.01

“身体に寄り添うデザイン”で気軽にしゃがみ姿勢をサポート

shagamaru

shagamaru-main

概要

「shagamaru」とは、“工”の字状にデザインされた、しゃがみ姿勢のサポート器具。上体と膝の重みを器具に加えることで接地点がずれないように安定させ、腰への負荷を軽減できるのが特徴だ。木材とサポートクッションから構成されているため軽量かつ、膝と地面の設置をなくし衣服が汚れることもないため、手軽にしゃがみ姿勢をサポートする。本器具は特許を取得。また、より小型化されたタイプや、持ち運びやすくされたタイプなど計4種類が製作されている。

shagamaru-1 shagamaru 1を使用したイメージ

shagamaru-2re shagamaru 2(試作品) 「気軽にしゃがみ姿勢で園芸作業を楽しんでもらう」を目的に製作。

shagamaru-3 shagamaru 3(試作品) 頻繁に移動しながらしゃがみ姿勢作業をする職人向けに製作。作業用ベルトに装着したまま作業が可能。

shagamaru-6

shagamaru-4 shagamaru 4(試作品) アクセサリーのような身軽さ、気軽さをイメージし製作。腰に装着して使用可能。

shagamaru-5

なにがすごいのか?

  • 発想の転換によるミニマムな器具で、電力や持ち運びに大きな労力を必要としない気軽さ

  • しゃがみ姿勢作業を必要とする多岐にわたる場面で活用できることに加え、作業状況に応じた4つの形がラインナップ

  • shagamaru 3とshagamaru 4は、小型かつベルトに装着可能で、コンパクトに使用可能

なぜ生まれたのか?

造園業を営む、経験30年の庭師が自身の経験から発明。座るときに「椅子」を使うことに着目し、しゃがみ姿勢作業時にも「椅子に相当するもの」の必要性を痛感していた。条件として「軽量で扱いやすく、動きの中で使用できる」という体験に基づく普遍的なデザインの要素から、身体へ宛てがいながら試作を繰り返し、作業現場で実用と改良を重ねて生まれた。

なぜできるのか?

身体の仕組みに寄り添うデザイン

実用と改良を重ね、身体の仕組みに寄り添って設計された「shagamaru」。膝を立てた脚の太腿と胴体との間に挟む“胴当て部”と、“膝当て部”が支軸で繋がれているため、自然な姿勢で上体の重みを支え、腰への負担を軽減することが可能に。

構造のデザインで素材の汎用性を実現

特殊素材を使用せずプロトタイピングを繰り返すことによって、ユニバーサルな実用性を可能にしている。

相性のいい産業分野

農業・林業・水産業

電力や、運ぶための大きな労力を使わずに気軽に人力の作業をサポート。

生活・文化

家事など、生活の中の動作負担を和らげる。

製造業・メーカー

デザインのシンプルさと、発想の転換による国内外への流通。

医療・福祉

怪我予防、リハビリ器具としての汎用。

教育・人材

シンプルなデザインの学び、また発展させるワークショップ。

この知財の情報・出典

・特許6912047号
・特開2024-018073 他1件出願中

この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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Top Image : © leaf boat