No.877
2024.08.02
ノートPCサイズで“持ち歩ける”電動モビリティ
WALKCAR 2 / WALKCAR 2 Pro
概要
「WALKCAR 2 / WALKCAR 2 Pro」とは、超小型軽量の持ち運びできる電動モビリティ。手持ちできる軽量さと、鞄にしまえるコンパクトさながら、自転車並みの時速15kmで、登り坂もパワフルに走ることが可能。歩くことに近い感覚で移動範囲が拡大するため、駅から離れた広い家に住めたり、最寄駅が増えるなど、既存の交通インフラに制限されない自由な移動を可能にする。日々のライフスタイルだけでなく、駅集中型の都市の在り方自体も変えてゆく可能性があると期待されている。
なにがすごいのか?
・2.9kgでA4ノートPCサイズ、世界最小のポータブルモビリティ
・時速15km、坂道を力強く登るパワーに、段差や荒い路面でも安定する走破性
・旧型の「WALKCAR」に比べ、より軽やかに、より小回りが効く操作性と安定感
・外出先のカフェやオフィスでもできる30分で80%の高速充電
なぜできるのか?
坂道も登れる世界最小のインホイールモータ
前輪の駆動タイヤ内部に独自開発されたインホイールモータを採用。溶接接合により無駄なねじ類のスペースを減らし、コイルのスペースを最大化することで、超小型ながら、時速15km、12度の登り坂を物ともしないパワフルなトルク性能を実現。
超軽量かつ強靭なボディを実現するカーボン素材
鉄の10倍の強度と1/4という軽量性を特徴とするカーボン素材を本体メインフレームに採用。板厚わずか3.3mmのカーボンフレームが全体を支え、高弾性でボディ自体がしなるため、路面に合わせたしなやかな走りを可能にする。
新型に新たに採用された超々ジュラルミン・ヒートシンク放熱構造
「WALKCAR 2 / 2 Pro」 ではインホイールモータ連結部にヒートシンク放熱機構を新たに採用。軽くて強固な作りのために、航空機の翼にも用いられる超々ジュラルミン切削品を使用。放熱性能を高めたことで、登り坂や高速歩行時でもパワフルな走りを持続可能に。
凸凹道や段差の衝撃を和らげる四輪独立サスペンション
前輪、後輪に「上下」の振動を吸収する上下サスペンション、前輪には「前後」のサスペンションが搭載され、小さなタイヤ径でも段差や路面の歪みに対応する。さらに、「WALKCAR 2 Pro」では、「左右」の振動と横ぶれを低減させる3Dサスペンションを採用。高速歩行時でも、安定した走りを可能にする。
重心と足元の動きだけで移動できるハンズフリーを実現したセンシング
搭乗面に内臓された4点の減圧センサにより、重心移動やつま先の動きで加速、減速、カーブができ、降りたら自動停止する安全設計。走行中も両手が自由に使えるため、歩行に近い感覚で移動できる。
相性のいい産業分野
この知財の情報・出典
この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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Top Image:©︎ cocoa motors. 株式会社