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2022.05.10
知財ニュース
コクヨから鉛筆に取り付けて勉強への取り組みを“見える化“するIoT文具「しゅくだいやる気ペン」が発売
AR技術を活用したデジタルアナログ融合コンテンツの実証実験や、在宅の座りすぎ問題を解消するチェアーなどの開発を行なっているコクヨ株式会社は、小学校低~中学年向けに、いつもの鉛筆に取り付け、勉強への取り組みを分析することで、日々の努力を“見える化”するIoT文具「しゅくだいやる気ペン」を発売。
しゅくだいやる気ペンは、市販の鉛筆に取り付ける専用のアタッチメントと専用のスマホアプリとを連動させることで、子どもの勉強への取り組みを見える化し、学習意欲を高めるもの。
アタッチメントに加速度センサーが内蔵されており、ペンが動いた時間を計測。計測データをBluetoothでスマートフォンに接続して専用アプリに取り込むことで、学習状況を「やる気パワー」として可視化することができる。
勉強して溜まったやる気パワーを、アプリ画面内にいるキャラクターに注ぐとキャラクターが力を得て「やる気の木」が成長し、努力に応じてりんごの実がなる。
りんごをゲットすると、「やる気の庭」と称したすごろくのステージを進む。全18ステージで様々なアイテムを収集でき、子どもがついついやりたくなる仕様になっている。
同時に、保護者にとっては子どもの努力をカレンダーやグラフとしてひと目で確認でき、褒めるポイントを発見しやすくなっているのが特徴だ。
しゅくだいやる気ペンは、子どもには家庭学習に取りかかりやすく、保護者には褒めやすくするきっかけを与え、親子の円滑なコミュニケーションを通して「やる気」を育む商品として、2016年より企画開発をスタートした。事前モニター調査では、実際に「子どもが自ら家庭学習をするようになった」が約8割、「子どもをほめる回数が増えた」が約9割と、子どもの学習を応援することができる製品となっている。
コクヨは子どものやる気をより引き出すべく、今後コラボ企画にも注力するという。記念すべき第一弾となったJAMSTEC(国立研究開発法人海洋研究開発機構)とのコラボでは、「やる気の庭」に海と地球の探求をテーマにした「うみのふしぎの庭」を制作。海底を探検し、海の環境問題や深海生物、地球内部の不思議な体験を得られるようにしている。
子どもの学習意欲を刺激するだけでなく、親子の密なコミュニケーションを促す「しゅくだいやる気ペン」。今後の動きを注視していきたい。
【商品情報】
○販売場所:コクヨ公式オンラインショップ「コクヨショーケース」でのみ販売
○販売価格(消費税抜):4,980円
○専用アプリ【 iOS版のみ】:無料
○商品サイト URL:https://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/yarukipen/
Top Image : © コクヨ 株式会社