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2025.07.03
知財ニュース
Midjourney、同社初の動画生成AIモデル「V1」発表、画像1枚で最大21秒の動画を生成

画像生成AI業界を牽引するMidjourneyが、同社初となる動画生成AIモデル「V1」を発表した。新機能は、ユーザーが用意した1枚の画像から、手軽に動きのある動画を制作できるというもの。
V1は、1枚の画像をもとに、それぞれ5秒間の動画を一度に4本生成。さらに、生成された動画は延長することが可能で、最長で21秒のムービーを作成できるという。
また、同機能はMidjourneyが生成した画像だけでなく、外部からアップロードした画像にも対応しているため、幅広いクリエイティブな用途が期待されている。
ユーザーは、動画の動きを細かくコントロールすることも可能。「manual」設定を選べば、プロンプトで物の動きやシーンの展開を具体的に指示でき、「high motion」や「low motion」といった設定で、カメラワークや被写体の動きの激しさを調整できる。
利用価格は月額10ドルから。同社によれば、市場がこれまで提供してきたものと比べて25倍以上も安価であるといい、コストパフォーマンスの高さも注目を集めている。
今回のV1のリリースにより、Midjourneyは画像生成の分野から動画生成へと本格的に進出。今後、OpenAIの「Sora」やGoogleの「Veo 3」といった強力なライバルと競合することになるだろう。
Top Image : © Midjourney