IoT製品を含む家電、ガジェットの企画や開発、販売する日本企業のShiftall (シフトール)が防音ワイヤレスマイク「mutalk2」を「CES2024」にて発表した。

「mutalk」はユーザーの声を遮断し、他の人に聞こえにくくし、話しているときに周囲の騒音を拾わないようにする防音ワイヤレスマイクだ。今回発表された「mutalk2」は初代「mutalk」から機能がアップデートされた製品だ。

「mutalk2」は高音質・低遅延と使いやすさを両立。専用通信ドングルを使用することで、Bluetooth®接続と比較して素早いレスポンス（音声出力約20ms/マイク入力約40ms*）と高ビットレートを実現。有線接続（USBオーディオ）に加えBluetooth接続にも対応しており、スマートフォンとPCの切り替えが簡単にできるのだという。※同社計測による実測値。測定環境により異なる場合がある。

新しいマイクと構造により低音もしっかり拾う。また、鼻を覆わず呼吸が楽にできる通常のマウスパッドに加えて、鼻まで覆うノーズカバーマウスパッドも同梱されている。ノーズカバーマウスパッドを使用すると、鼻を覆うので鼻鳴りを防ぎ、一般的なマイクに近い自然な声で話すことができる。マウスパッドと吸湿クッションは取り外し可能で水洗いも可能だ。

マウスパッド

鼻を覆うマウスパッド

机の上に立てて置くだけでマイクが自動的にミュートになり、使用するときに口の上に置くとミュートが解除される。自動ミュート機能はオフにすることもできる。また、Bluetooth経由で2つのデバイスのマルチポイント接続をサポートしているため、コンピュータでリモート会議中に電話で通話に応答することも可能だ。

ヘルムホルツ共鳴器の原理を利用して、顕著な消音効果を実現。ユーザーの音声は、隣に座っている人に話が聞こえないレベルまで低減される。叫び声などの高周波領域（1,600 Hz ～ 2,000 Hz）では、音が-30デシベル以上小さくなる。

イヤホンジャック付きで、スマートフォンでの使用も可能だ。有線イヤホンを接続すると、スマートフォンだけでなくPCのワイヤレスヘッドセットとしても使用できる。

付属のヘッドバンドを使用してデバイスを頭に固定できるため、手がふさがっている場合でもハンズフリーで会話が可能。コントローラーを使用してゲームをプレイしたり、PCで入力したりメモを取りながら通話したりすることも可能だ。

2024年5月発売予定としており、現在予約を受け付けている。

「mutalk2」製品情報

Top Image : © 株式会社 Shiftall