News
2025.01.30
知財ニュース
自由自在に歩き回り没入体験を味わえる大型XRエンタテインメント施設「IMMERSIVE JOURNEY」が横浜に開館

ストーリーを軸とした新しいXR体験を提供するクリエイティブカンパニーの株式会社CinemaLeapは、12月1日(日)より、同社が主催する大型XR(クロスリアリティー)エンタテインメント施設「IMMERSIVE JOURNEY」(イマーシブジャーニー)を横浜駅直結のアソビルにて開館することを発表した。
総務省の発表によれば日本におけるXRコンテンツの利用状況は約7%※で、XRコンテンツの普及が進んでいないのだという。同社はその理由が、良質なXR作品に触れられる機会の少なさや、体験するハードルの高さといった構造的な課題にあると分析している。(※令和5年版 情報通信白書より)
「IMMERSIVE JOURNEY」では、日本初公開作品をはじめとする良質なXR作品を次々に公開できる体制を構築し、かつ複数名でのグループ体験も可能にした。
来場者はヘッドマウントディスプレイを装着し、広大な空間を自分の足で自由自在に歩き回りながら、異世界を旅するかのような没入体験を味わえる。VRデバイスのカメラが壁や床に描かれているマーカーを認識するため、体験者同士が互いを認識できるようになっており、心ゆくまでXR作品に没入できる。
最大同時体験人数は75名。4名までのグループで体験することができ、5名以上の場合は2つのグループに分かれて同時に作品を楽しむことが可能だ。
開館第1弾作品となる「Horizon of Khufu」は、4500年前の古代エジプトを舞台にしたクフ王とピラミッドにまつわる作品。今回が日本初上陸で、これまで世界15都市以上で150万人を超える動員を記録した本作は、古代エジプトを舞台にピラミッドを雄大なスケールで体験することができる。
時空の制約から解放された冒険者たちは、ピラミッドの頂上からギザ、カイロを望み、「太陽の船」でナイル川を航行、ピラミッド内を探検し、4500年前の古代エジプト人の神聖な儀式にたどり着く。
作品内では声優のファイルーズあいさんがエジプト学者でストーリーのガイド役を務めるモナとして、沢城みゆきさんはピラミッド内に現れる猫の女神・バステト役として登場。豪華声優陣と共に、古代エジプトへの壮大な冒険を楽しむことができる。体験時間は約45分で、説明等に別途15分程度、平日は4,000円、土日祝は5,000円となっている。
また、9月27日から10月31日の期間に実施したクラウドファンディングにおいて、リターンで先行体験チケットを選択した人に「Horizon of Khufu」を先行体験してもらい、XR体験の評価を実施。アンケートの結果、先行体験者のうち約8割が「とても満足」と回答していることがわかった。
同社は、この第1弾作品のほか、2025年にはさらなる海外人気コンテンツをラインナップする予定だ。
Top Image : © 株式会社 CinemaLeap