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2022.03.01
知財ニュース
AR三兄弟・川田十夢が総合演出を務める「バーチャル身体の祭典 VIRTUAL NIPPON COLOSSEUM」が始動
日本の身体を世界に発信するデジタル・パフォーマンスと、人体データのアーカイブ実践プロジェクト「バーチャル身体の祭典 VIRTUAL NIPPON COLOSSEUM」が始動した。川田十夢(AR三兄弟)が、世界中どこからでも鑑賞できる舞台モデルを提示し、経験を宿した身体の価値を未来に伝える。
<川田十夢氏 メッセージ>
冒頭から個人的な思いを打ち明けますが、
オリンピックは開幕しなかった、と僕は思っている。
そう、まだ何も開幕していない。
この国で文化的に結果を出した人たちが、総力をあげて祭の準備をしていたけれど、謎の力で一人また一人とその舞台から消えて行った。そして、世界を襲ったウイルスもやってきて、アンチクライマックス的にその日を迎え、時間だけが流れ、いま私たちに残ったのは空虚な敗北感だ。
本当は、スポーツも文化も、何もかも、全ての領域の人が参加できる祭であるべきだった。参加のハードルが高いものなんて祭じゃない。分け隔てなく、全部もれなく開幕するべきだった。
いまこの時点で最高の身体の記録を残し、オリンピックとパラリンピック、スポーツと芸術、エンターテインメントとアングラ、音楽と非音楽が一体となる祭は可能だ。
僕は今回、いち開発者として、すべての壁を飛び越えてゆくイメージを拡張現実的に実装した。経験を宿した身体のデジタルアーカイブは未来への手紙でもある。
「VIRTUAL NIPPON COLOSSEUM」が、あなたの未来を考えるうえで、ひとつの材料になれば幸いです。
本プロジェクトでは、芸能・芸術・スポーツが一つのトラックに集結。舞踏家・気鋭のダンサー・義足のパラ陸上選手・10代のプロスケートボーダー・日本の奇祭・和太鼓のリズムなどが、落語の口上に合わせて次々に登場し、AR技術を活用した特設アプリや、THEATRE for ALL で独占配信される。
▲出演:スペシャルプロフィール画像
また、人体データの視点から文化を記録・記憶するアーカイブ実践プロジェクトと、一大リレー式カンファレンスも開催し、3Dデータやモーションキャプチャーなどの技術で生まれる新たなアートやパフォーマンスの可能性を探るとのこと。
「バーチャル身体の祭典 VIRTUAL NIPPON COLOSSEUM」実施内容
【デジタルパフォーマンス動画配信】3月2日(水)〜
THEATRE for ALL で独占配信(視聴無料)*情報保障:英語字幕、バリアフリー日本語字幕、音声ガイド、手話
URL:https://theatreforall.net/join/virtual-nippon-colosseum/
【アプリ配信】3月2日(水)〜
お手元のスマートフォンで誰でも目の前で公演を実現できます。
(無料・対応機種:iPhone8以上・推奨環境:iOS13.0以上 ※ 本アプリはiOSのみとなります。)
URL:https://apps.apple.com/jp/app/id1600849033
【公開記念・ジャンル横断型リレー方式カンファレンス】3月2日(水)18:00〜21:30
トークゲスト:アオイヤマダ / 加勢鳥 / 男性ブランコ / 前川楓 / 前田順康(鼓童) / 村松卓矢(大駱駝艦)/
蓮沼執太 / 水野祐 他
URL:https://www.youtube.com/channel/UCzsRCarBK3EYXk9GZXLTL-g( THEATER for ALL Youtube )
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