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2024.05.07
知財ニュース
Slack、「Slack AI」をすべての有料プランで提供開始―英語、スペイン語、日本語で利用可能に
Slackは、2月に第一弾がリリースされた「Slack AI」を、すべての有料プランで利用できるようになったことを発表した。
同機能は、英語、スペイン語、日本語で利用可能となったほか、新機能も追加。
あらかじめ選択したチャンネル内での進展について、個別にダイジェストを毎日届ける「まとめ機能」、キーワードや質問に対してSlack内のデータから即座に答えを見つける「回答の検索」、ワンクリックでチャンネルやスレッドの概要を把握できる「会話の要約」などの機能が新たに加わり、より効率的な情報収集が実現される。
実際に、同社が実施したパイロットテストへの参加企業から得られたデータを分析したところ、あらゆる規模の企業において、「Slack AI」の使用により、1ユーザーあたり毎週平均97分節約されていることが分かったという。
例えば、家具小売業のグローバルリーダーである「Wayfair」は事業規模の拡大にスマートに対応できたと話し、健康的スイーツのブランドである「Beyond Better Foods」は時間を節約してロジスティクスの効率化を実現できたという。
また、早い時期からAIを導入している人事ソリューション企業の「ProService Hawaii」は、最新サービスを会話の要約に活用し、「Slack AIで、曜日、週、月を選んでキャッチアップできるのは非常に大きな効果がある」と、時間の節約に大きな効果を感じたことを話した。
同機能は今後、検索と要約の機能をさらに拡張し、ファイル、Slackアプリ、canvas、クリップなどもデータソースとして利用できるようになる予定。さらに、英語、スペイン語、日本語以外の言語についても近日中にサポートされる予定とのこと。
Top Image : © Slack