News
2022.05.26
知財ニュース
コロナ禍の8万杯分の余剰ビール、香り豊かなクラフトジンとして再生―エシカル・スピリッツ×バドワイザー×月桂冠3社が協業
エシカル・スピリッツ株式会社は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により廃棄危機となった余剰ビールを蒸留することで 「ジン」 として再生させ販売を行う「REVIVE(リバイブ)」シリーズにて、ベルギーを代表するホワイトビール「Hoegaarden(ヒューガルデン)」を再生させたクラフトジンと、アメリカンクラフトビールのパイオニアであるシカゴ発の「IPA」を再生したクラフトジンとなる、「REVIVE from Hoegaarden <Root>」、「REVIVE from IPA <Disrupt>」の2種を発表した。
商品名 : REVIVE from Hoegaarden <Root>
ヒューガルデン の持つ優しい香りと、コリアンダーシードとオレンジピールの香りを活かしながら伸ばすボタニカルを選出。八朔の甘くて爽やかな柑橘香に、コリアンダーシードの爽やかさが効いた味わい。
品目 : ジン アルコール分 : 45%
原材料 : 八朔 / コリアンダーシード / ジュニパーベリー
原料供給者 : アンハイザー・ブッシュ・インベブ ジャパン会社 / 明利酒類株式会社 / 善兵衛農園
商品名 : REVIVE from IPA <Disrupt>
クラフトIPAを蒸留したフルーティでパンチのある、ホップの青々しさもある原酒。ボタニカルには TeaRoom より提供いただいた「抹茶」を使用。レモンの爽やかさと抹茶の優しく甘い香りが効いた、個性的な味わい。
品目 : ジン アルコール分 : 54%
原材料 : 抹茶 / ジュニパーベリー
原料供給者 : アンハイザー・ブッシュ・インベブ ジャパン会社 / 明利酒類株式会社 / 株式会社TeaRoom
「REVIVE」シリーズは、エシカル・スピリッツ株式会社、バドワイザーブランドをグローバルで展開するアンハイザー・ブッシュ・インベブジャパン株式会社と、老舗日本酒メーカー月桂冠の3社共同により、廃棄素材を使用したクラフトジンの生産を行なった。
新型コロナウイルスの影響によりビール販売数量が落ち込む中、エシカル・スピリッツ社はビールを蒸留しジンに変える技術を月桂冠へ提供し、廃棄予定であった約8万杯分のバドワイザーの提供を受け、漬け込み式のビールからジンへ再生する「REVIVE」シリーズをスタートさせた。
今回二種の新商品の販売により、コロナ禍で2021年の夏までの段階で廃棄危機となった約6万リットルの余剰ビールが15,000本以上(1本375ml換算)のクラフトジンとして再生されるとのこと。
2022年4月29日より湘南T-SITEにて開催される「湘南博」(開催期間:4/29〜6/5)と、「東京リバーサイド蒸溜所」にて販売が開始される。また、エシカル・スピリッツ社のサブスクリプションプランである「スピリッツ・メイト」では先行販売を開始し、オンラインでの一般販売を5月9日より開始している。
Top Image : ©︎ エシカル・スピリッツ 株式会社