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2025.03.21
知財ニュース
Meta Osakaら4社共同、「デジタルエンターテインメントシティ構想 NAMBA」を推進―2025年大阪・関西万博の開催時期に合わせ

Meta Osakaは、南海電鉄、eスタジアム、株式会社Mawariと連携し、2025年大阪・関西万博の開催に合わせて、XR技術を活用した新たなまちづくりプロジェクト「デジタルエンターテインメントシティ構想 NAMBA」を始動する。
同プロジェクトは、2025年開催の大阪・関西万博を契機に、AIとXR技術を駆使して、大阪・なんばエリアを革新的な都市空間へと変貌させることを目指していくもの。
XRやブロックチェーンを活用したデジタル空間の構築、スマートシティ技術による都市インフラの整備、eスポーツ産業の発展を支える拠点の形成など、都市の概念をアップデートし、来訪者や住民にリアルとデジタルが融合する「未来の都市体験」を提供していく。
まず、AIエージェントを活用することで社会が抱える課題の解決に取り組んでいく。具体的には、AIエージェントとリモートワーク技術の活用により、ライフスタイルに合わせた働き方や在宅ワークを推進。これにより、介護や育児との両立支援、障がい者や高齢者の雇用促進など、多様な人々が柔軟に働ける環境を整備し、少子高齢化に伴う労働力不足という社会的な課題の解決に貢献する。
次に、XR技術を活用し、なんばエリアを次世代エンターテインメントの発信拠点へと進化させる。アニメキャラクターやバーチャルアーティスト、Vチューバーたちが現実世界と融合する新たな街づくりを推進。AIを活用した「3Dガイドシステム」の導入によって、観光客は仮想の3Dガイドとリアルタイムで対話しながら、南海なんばターミナル、なんば駅前、なんばパークス、eスタジアム、通天閣といった観光スポットやエンターテインメント施設を巡ることが可能だ。
さらに、3Dキャラクターとのインタラクティブなエンターテインメント体験も創出。これらの施策を通じて、アニメキャラクターやバーチャルアーティストなどが現実世界と融合する、新しい街づくりを推進。インバウンド観光客の満足度を高め、リピーター獲得を目指している。
そして、大阪が誘致を目指すIR(統合型リゾート)を見据え、なんばのスマートシティ化を推進する。スマートフォンに代わる新たな技術革新によって、観光・エンターテインメントの多様化、新しい都市体験の提供を実現。日本の誇る様々なIPの魅力を最大限に引き出し、街全体の価値を向上させることで、国際都市・大阪の魅力をさらに強化していく。
同構想は、かつて芝居小屋や劇場が立ち並び、多くの人々が集ったなんばの文化的なDNAを受け継ぎながら、「訪れること自体に新たな価値がある都市」を創出するというもの。
Meta Osakaらは今回の挑戦を通じて、「エンタメ×テクノロジー×文化×スマートシティ」が融合した新たな都市モデルを発信し、なんばだけでなく大阪全体の魅力の世界発信を目指していく。
Top Image : © 株式会社 Meta Osaka