株式会社ギークピクチュアズは2023年10月14日、東京都渋谷区にあるスクランブル交差点を実寸大で再現した野外撮影施設「足利スクランブルシティスタジオ」を一般公開した。

「足利スクランブルシティスタジオ」は、2019年に足利競馬場跡地に建設された6585平方メートルの大型オープンセット。ハチ公広場や渋谷センター街のアーチ、舗装のいたみ、落書きなど、細部に至るまで忠実に再現されており、街の変化にあわせて更新を重ねている。

解体予定だったものの利用希望の声が多く、2020年6月に、映像製作会社であるギークピクチュアズが運用を開始。日中の撮影が難しい渋谷のスクランブル交差点の代わりとして年間10本ほどのペースで映画やドラマが撮影されており、『映画刀剣乱舞―黎明―』『今際の国のアリス2』『全裸監督』やCMなど複数の撮影で使用されてきた。

同スタジオの一般公開は2020年以来3年ぶり2回目。普段は入れないオープンセットを見学に、県内外から4000人以上の人々が訪れた。中には、同スタジオでミュージックビデオを撮影したシンガーソングライター・藤井風のファンが、うちわを持って記念撮影する姿も見られたとのこと。

今回の一般公開は、栃木県足利市や足利市みどりと文化・スポーツ財団撮影支援室らが進める「ロケツーリズム」（映画やドラマのロケ地の巡礼）に同社が賛同し実現したもの。また、同日には、学園ドラマで人気のロケ地「旧足利⻄高校」を公開するイベントが開催された。

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「足利スクランブルシティスタジオ」公式サイト

Top Image : © 株式会社 ギークピクチュアズ