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2024.10.10
知財ニュース
シャープ、生成AI対応のウェアラブルデバイス「AIスマートリンク」を発表―音声とカメラで状況を把握
シャープ株式会社は京都芸術大学と共同で、生成AIとの自然なコミュニケーションを実現するウェアラブルデバイス「AIスマートリンク」を開発した。
「AIスマートリンク」は、約100gの軽量設計。首にかけるだけで、AIと手軽かつ自然にコミュケーションがとれるというもの。内蔵マイクとカメラが周囲の状況を把握し、ユーザーが音声で問いかけるだけでAIが音声応答し、適切な情報を提供する。
例えば、自転車に乗りながら、画面を見ずにAI音声で目的地まで案内してもらうなど、「ながらスマホ」の抑制にも繋がるという。さらに、調理中のレシピ案内や、AIoT対応家電の音声操作なども可能になる。
「AIスマートリンク」のスムーズなコミュニケーションは、シャープが開発中のエッジAI技術「CE-LLM」によるもの。同技術により、ユーザーの問いかけに対して、高速な応答が期待できるエッジAIと、ChatGPTなどの豊富な情報が得られるクラウドAIを使い分け、状況に応じた最適な処理方法で、より自然で快適な会話体験を提供する。
シャープは今後、実証実験や他企業との連携を進め、同製品の2025年度の実用化を目指していく。
Top Image : © シャープ 株式会社