News
2022.06.14
知財ニュース
3Dプリンターで自社廃棄物を什器として再利用するプロジェクトが始動、鹿島や明治との協業を発表
アビリティデザインカンパニー・株式会社NODは、素材から循環型の都市作りを目指すプロジェクト「RECAPTURE(リキャプチャー)」の一環として、企業の廃棄物を素材として再利用し、3Dプリンターによってオーダーメイドのプロダクトを作るプロジェクトを開始。その第1弾として、鹿島建設や株式会社明治との協業を発表した。
「RECAPTURE(リキャプチャー)」とは、同社が2021年より推進する、素材の面から循環型の都市づくりを目指すプロジェクト。再生利用可能な素材を、3Dプリンターによって加工・再利用することで、素材循環型の新たなプロダクトサイクルを実現しており、持続可能な循環型社会実現への貢献が期待されているプロジェクトだ。
近年では、SDGs目標の一つとして「つかう責任・つくる責任」が掲げられるなど、廃棄物排出量の大幅な削減が求められており、同社では、素材を循環させることで廃棄物を減らし環境負荷を抑えるべく、3Dプリンターを用いた植物性プラスチック・酢酸セルロースや卵の殻、コーヒーかすを素材として用いた大型家具の製造を行なってきた。
これまでの製造では、素材の調達と製品を使用する企業とが別となっていたが、本プロジェクトでは、企業から出た廃棄物を自社で使うオフィス什器として再利用しオーダーメイドで製造する。第一弾は、鹿島建設株式会社と株式会社明治と協業して行うという。
Top Image : ©️ 株式会社NOD
この記事のタグ