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2025.07.03
知財ニュース
KDDIとローソン、未来コンビニ「Real×Tech LAWSON」の1号店を高輪ゲートウェイシティに開店―KDDIの通信技術を活用

6月23日、KDDIとローソンは、東京・高輪の「TAKANAWA GATEWAY CITY」内に、未来コンビニ「Real×Tech LAWSON」の1号店を開店した。新店舗は、ローソンが培ってきた「マチのほっとステーション」としての温かみと、KDDIの先進技術を融合させた、これまでにない顧客体験と効率的な店舗運営の実現を目指すというもの。
新店舗ではKDDIの通信技術を活かし、店舗や地域の多様なデータを連携させることで、一人ひとりに最適化された新しいサービスを提供する。
例えば、AIカメラで顧客の行動を分析し、店内のサイネージにおすすめ商品を提案したり、人気商品のできたて情報をタイムリーに知らせる空間演出で、買い物をエンターテイメントに変えていく。
さらに、暮らしの悩みを専門スタッフに遠隔で相談できる「Pontaよろず相談所」や、生成AIを搭載した「AI Ponta」との会話も楽しめる。
店舗運営においてはテクノロジーを全面的に導入し、人手不足という社会課題の解決に挑んでいく。飲料の品出しや店内清掃、調理といった業務をロボットが担うことで、従業員はより心のこもった接客に集中できるようになるという。
また、ロボットの稼働データや店舗内の防犯カメラ映像をAIが分析し、業務効率化をサポートするシステムを実装。サステナビリティへの配慮も特徴で、ローソンの廃棄ユニフォームをリサイクルした床材を使用するほか、環境や社会に配慮した商品を専門に扱うコーナーも用意している。
KDDIとローソンは同店舗を実証実験の場と位置づけ、将来的には全国、さらには海外へと「Real×Tech LAWSON」のモデルを展開し、コンビニのあり方を進化させていく計画だ。
Top Image : © KDDI 株式会社