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2022.09.29

知財ニュース

宇宙農業の実現を目指すスタートアップTOWING、CO2を削減する野菜「宙ベジ(そらべじ)」を発表、ECサイトもオープン

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人工土壌を活用した次世代の宇宙農業プロジェクト「宙農」を推進する株式会社TOWINGは、2022年9月5日(月)、CO2排出量を削減できる持続可能な食料生産手法で栽培された作物の新ブランド「宙ベジ(そらべじ)」を発表した。

「地球農業の発展を、 宇宙農業の実現を。 」というコンセプトのもと立ち上げた同社の「宙シリーズ」3本目のラインナップで、「人が宇宙で暮らし始めると言われる20年後、30年後、さらには1000年後の未来においても、おいしい野菜をどこでも食べられるような世界を作りたい。」という想いを実現するために、サステナブルな農法で立ち上げられた。また、「宙ベジ」を販売するECサイトもオープンした。

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TOWINGは、環境に配慮した人工土壌「高機能ソイル」を活用した次世代の作物栽培システム「宙農」を開発・販売する、名古屋大学発のスタートアップ。この人工土壌の技術をベースにし、地球上における循環型農業の発展と宇宙農業の実現を目指している。

TOWINGの食糧生産手法は、「高機能ソイル」という、植物の炭でできた人工土壌を用いている。炭素を農地に固定することでCO2排出量を削減できるため、栽培量を増やすことでより多くのCO2を削減可能なサステナブルな農法として注目されている。この生産手法で栽培された作物「宙苗」で計算すると、苗1株あたり200gのCO2を削減できるという(自動車が1km走行するときに排出するCO2が200gと言われている)。

同社はこの高機能ソイルの土壌で栽培するサステナブルな農法で栽培する新ブランド「宙ベジ」を育て、販売し、マーケット全体に波及させていくことで、 農業自体もサステナブルになるよう推進していきたいとしている。

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「高機能ソイル」とは、植物の炭等の多孔体に微生物を付加し、有機質肥料を混ぜ合わせて適切な状態で管理してつくられた人工土壌の名称のこと。国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構が開発した技術に基づき、TOWINGが栽培システムとして実用化した。

【高機能ソイル 3つの大きな特徴】 
1. 有機質肥料を高効率に無機養分へと変換できる。
2. 畑で良い土壌を作るためには通常3~5年ほどかかると言われているが、 高機能ソイルはわずか約1カ月で良質な土壌となる。
3. 本来であれば廃棄・焼却される植物残渣の炭化物を高機能ソイルの材料とするため、 炭素の固定や吸収効果も期待できる。

<商品名>
宙ベジピーマン
<価格>
1kg:1,080円 (税込、配送料別途)
2kg:2,160円 (税込、配送料別途)
4kg:4,320円 (税込、配送料別途)

<販売ページ>
https://soravege.towing.co.jp/

ニュース原文はこちら

Top Image : ©︎ 株式会社 TOWING

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