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2024.01.10
知財ニュース
広島駅「みどりの窓口」混雑状況を可視化─混雑情報プラットフォーム「VACAN」導入、サイネージとモバイルページで確認可能に
株式会社バカンは、混雑情報配信プラットフォーム「VACAN(バカン)」をJR西日本広島駅に提供開始した。
「VACAN」とは、混雑状況の可視化・管理・配信といった混雑に関する様々な機能を提供する、混雑抑制プラットフォーム。混雑を検知したい場所や環境に合わせて、検知方法や配信方法を最適化できる。
カメラや人感センサーなど様々なデバイスから取得したデータを統合解析し、混雑情報として検知したり配信したりできる。さらに、混雑状況の配信方法も、サイネージやWebサイトなどに対応している。
今回JR西日本広島駅に設置する「VACAN」は、AIカメラを用いて、立札式センサーから稼働している窓口を検知し、それらのデータを組み合わせることで、リアルタイムに待ち時間を配信する。
利用者は、窓口前に設置されたデジタルサイネージやモバイルページなどから待ち時間をすぐに確認できるという仕組み。
広島駅は地域の交通の要所として機能しており、普通列車だけでなく新幹線をはじめとした有料列車などの利用者も多い。そのためみどりの窓口の利用者も多く、窓口周辺は混雑しやすい状況にあった。
今回の取り組みにより、同駅のみどりの窓口の混雑抑制および、待ち時間短縮を図り、利用者の満足度向上や利便性向上が期待されている。みどりの窓口は全国の駅にあることから、同社では今後、他駅への展開も視野に入れていくという。
Top Image : © 株式会社 バカン