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2022.10.27

知財ニュース

ThinkPad × KAPOK KNOTコラボのPCバッグを開発─りんごで作られたヴィーガンレザー、木の実由来のサステナブルなシートを使用

kapok lenovo

木の実由来のファッションブランドKAPOK KNOTは、世界有数のPCメーカーであるレノボ・ジャパンとコラボレーションし、レノボの主力商品Think Padの30周年記念商品「Think Pad Z」を収納するのに相応しいバックパック「Plant-Based Bag:TATTA×Lenovo」を開発、発表した。

木の実由来の新素材「カポック」と、りんごの芯と皮から作られたヴィーガンレザー「「アップル・テン・ローク」を利用し、環境に優しくアニマルフリーで「機能・デザイン・サステナブル」の三つのキーワードにこだわった次世代アイテムとなっている。

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開発にあたり、KAPOK KNOTは「コロナ禍で敏感になった衛生面」での課題に着目。コロナ禍で人々の働き方が変わり、PCやリモートワーク機器など持ち歩く荷物が増えたこと、そして、二人に一人が「外出先でカバンを直に床に置くことに抵抗がある」という課題に着目し、バックパックの底に折り畳み式の足がついた、底が地面に直接つかないバックパックを製作した。

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カポックは東南アジアに自生する植物で、その実の綿はコットンの1/8の軽さ、吸湿発熱という機能性を備えている。これまで、カポックは繊維の軽さと短さ故に綿から糸への加工が難しく、アパレル業界ではなかなか実用化されていなかったが、KAPOK KNOTを展開するKAPOK JAPAN株式会社は国内大手繊維メーカーとの研究開発の末、カポックのシート化に成功した。

驚くほど薄くて軽い、暖かい全く新しいカポックのシートを用いて、従来のコットンの1/8という軽さと、吸湿発熱という機能を持つ事から、ダウンジャケットやコートに使用している。従来のダウンは水鳥の羽が使用されているため、同ブランドの製品はアニマルフリーとして安心して購入できる。

生産者、消費者、地球環境の視点に寄り添いながら、機能性とデザイン性を兼ね備えたサステナブルなモノづくりを目指している同社は、今回、レノボという異業種かつ世界的な企業とのコラボレーションによって、これまで以上に多くの人々にサステナブルな未来について考えるきっかけを提供できればと考えているとのこと。

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■Plant-Based Bag:TATTA×Lenovoの特徴
・機能性:

用途に合わせた7つのポケットつき
鍵やUSBなど大事なものを入れられるファスナーつきのポケットやPCを入れるための緩衝材が備わったポケット、カバンの中には折り畳み傘や水筒を入れるホルダーもついている。
・自立性:
バックパックの底に4つの脚がついており、PCの重さにも耐え自立し、外でも底が地面に直接触れない構造。
・サステナブル:
表面の生地には、産業廃棄物であるりんごの芯と皮から作られたヴィーガンレザー「アップル・テン・ローク」を使用。中綿には木の実由来の新素材「カポックシート」を使用している。

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Top Image : ©︎ KAPOK JAPAN 株式会社

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