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2025.04.22

知財ニュース

世界初、iPhoneが医療機器に―慶應発ベンチャー企業OUI、iPhone医療でTokyo Tech Award奨励賞を受賞

smart eye camera

慶應義塾大学医学部発のベンチャー企業である「OUI Inc.」が、Tokyo Social Innovation Tech Award 2024において、その革新的な取り組みが認められ、奨励賞を受賞した。

Tokyo Social Innovation Tech Award 2024は、東京都内の中小企業などが持つAI、XR、メタバースといった最先端のデジタル技術を活用した優れたソリューションやコンテンツを表彰し、事業連携のマッチングなどを支援することで、東京都が抱える社会課題の解決を加速させることを目的としたもの。

今回、100件を超える応募の中から、OUI Inc.のSmart Eye Camera(SEC)を活用して眼科医療を広げていく活動が評価され、受賞に至ったという。

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現役眼科医が創業した慶應義塾大学医学部発のベンチャー企業、OUI Inc.は、医学、工学、ビジネスの専門家が集結し、「世界の失明を50%減らし、眼から人々の健康を守る」というミッションを掲げて活動中。

具体的には、日本国内では初の試みとなる、iPhoneアタッチメント型の医療機器「Smart Eye Camera(SEC)」を独自に開発。iPhoneのカメラと光源を利用したこの眼科診療機器は本邦初であり、従来の細隙灯顕微鏡と同等の性能を持つことが証明されている。

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現在、世界には4,400万人の失明人口が存在し、半数以上が眼科医療へのアクセス不足により、予防や治療が可能であったにも関わらず失明に至っているという。

今後もOUI Inc.は、SEC、遠隔診療、AIなどの技術を駆使し、眼科診断技術のさらなる革新を追求し、日本全土そして世界全域での事業推進に邁進していくとしている。

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「Smart Eye Camera」製品ページ

Top Image : © 株式会社 OUI

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