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2025.03.10
知財ニュース
埼玉工業大とティアフォー、国内初「自動運転専攻」新設、連携強化―キャンパス内に「ティアフォー連携室」開設

埼玉工業大学は株式会社ティアフォーと連携し、「埼玉工業大学 自動運転専攻 ティアフォー連携室」をキャンパス内に新設する。自動運転技術の普及拡大と自動運転に携わる人材の育成が目的。
埼玉工業大学は、2025年4月に工学部情報システム学科の定員を150名から200名へ増員することを発表。同学科では「AI専攻」に次いで4つ目の新専攻として、「自動運転専攻」を新設する。新専攻では国内の大学として初となる「自動運転分野に特化した教育・研究」を行い、自動運転関連の技術者の育成を目指していく。
埼玉工業大学は2024年に同大学の自動運転AIスクールバスの増便も発表。同大の自動運転AIバスの最大の特長は、既存の路線バスに後付けで自動運転AIシステムが搭載できて、全国各地の路線バスルートを自動運転レベル2で走り通せる点。後付け自動運転AIシステムという独自性によって、全国の路線バス事業者が既存車両を自動化できることから、全国各地の自治体・路線バス事業者より注目を集めている。
自動車産業が100年に一度の大改革を迎え自動運転技術が注目されている中、今回の取り組みにも大きな期待が寄せられている。
Top Image : © 埼玉工業大学