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2023.09.21
知財ニュース
Microsoft、AIリュックサックの特許を申請─センサーで周囲の状況を認識、音声操作も可能

現地時間2023年8月24日、米Microsoftが申請したAIリュックサックの特許申請内容が米国特許庁(USPTO)に公開された。
本デバイスは、AIを内蔵したウェアラブルデバイス。音声などを通じてハンズフリーで操作できるほか、各種センサーでAIアシスタントがユーザーの周囲の状況を認識し文脈に応じたタスクを実行できるという。
申請文書には、例として、スキー中のユーザーがAIバックパックに「この方向にスキーを滑ることができるか」と聞くと、AIが周囲の状況を認識し、「その方向はエリア外なので、右方向に滑ってください」と返答する例が記載されている。
本デバイスは、「これ」や「あれ」といった曖昧なコマンドに対しても適切に対応可能。申請文書には、ライブポスターを前にしたユーザーの「これをカレンダーに追加しておいて」という呼びかけに、日時や場所をセンサーで読み取って予定を作成するといった例も記載されている。
また、本デバイスには、圧力センサーやマイクロフォン、カメラ、GPS、コンパス、気圧計、生体認証センサー、スピーカー、ディスプレイ、プロセッサーなどを搭載。同社では、オンデバイスだけでなくサーバーを介した処理も想定しているという。
なお、特許申請文書によれば同社は5月2日に特許を申請。実用化に向けて期待が高まる。
Top Image : © Microsoft