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2025.01.29
知財ニュース
NEC、DeepL社の開発したリアルタイムAI音声翻訳「DeepL Voice」を世界初導入―Microsoft Teamsに統合
AI翻訳技術で知られるDeepL社は、ビジネス向けのリアルタイムAI音声翻訳ソリューション「DeepL Voice」を開発した。また、NECは「DeepL Voice」を世界で初めて導入したことを発表した。
NECは、グローバルなオンライン会議での言語の壁を取り除くため、2024年12月1日から同技術をMicrosoft Teamsに統合して活用を開始している。
NECは、DeepLの日本法人設立以前からのユーザーであり、新製品の開発にも協力してきた。NECの執行役 小玉 浩氏は、「DeepL Voice」がグローバル企業としてのコミュニケーションを豊かにする技術であるとコメント。
DeepLの創業者兼CEOのヤロスワフ・クテロフスキー氏も、NECへの導入が日本のビジネス環境のデジタル化を推進するものであると述べ、今後に期待を寄せた。
「DeepL Voice」は、オンライン会議でのリアルタイム翻訳キャプションを提供する「DeepL Voice for Meetings」と、対面会話を翻訳する「DeepL Voice for Conversations」の2つの製品で構成。現在、13言語の音声入力に対応し、翻訳されたキャプションはDeepL翻訳がサポートする33言語で利用できる。
Top Image : © DeepL