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2021.09.09

知財ニュース

GREEN WORK HAKUBA vol.3が開催、長野県・白馬村で循環型の経済モデル「サーキュラーエコノミー」の実装を目指す

長野県北部の北アルプス山麓に位置する雄大な山々に囲まれた白馬村は、スキーやスノーボードが楽しめるウィンターシーズンのみならず、オールシーズンで北アルプスの大自然を満喫できる唯一無二の「マウンテンリゾート」。

一般社団法人白馬村観光局は、株式会社新東通信と共同で、循環型の経済モデル「サーキュラーエコノミー」をテーマに、地域のあるべき姿を提示し実装を目指すプログラム「GREEN WORK HAKUBA vol.3」を2021年9月7日(火)〜9月10日(金)の間で開催中だ。

<サーキュラーエコノミーとは>
資源を採掘して生産、消費、廃棄するという従来のリニア・エコノミー(直線型経済)や、廃棄物をどう有効活用するかというリサイクリング・エコノミーとは異なり、そもそも廃棄物がでない仕組みをつくる経済モデルのこと。経済活動はもちろんのこと、地球環境や労働環境を踏まえた持続可能な社会を実現し、人々のウェルビーイング(幸せ)を達成する手段として、欧州を中心に世界中で注目を集めている。

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自然の恵と共に生きる白馬村では、近年大きな変化が起きており、その一つが気候変動による雪不足問題。この危機的状況を受け、2019年9月20日「グローバル気候マーチ」を地元高校生が企画、さらにそれを受けて白馬村が2019年12月白馬村気候非常事態宣言を発令した。

このような経緯を経て、白馬村ではこの気候変動に立ち向かうために、サーキュラーエコノミーを取り入れた「サステナブルなマウンテンリゾート」の実現に取り組んでいる。
 
その実現のための取り組みとして、サーキュラーエコノミーの白馬村での実装を目指す「GREEN WORK HAKUBAプロジェクト」を2020年9月よりスタート。村内事業者と村外事業者が共にサーキュラーエコノミーについて学ぶ実践的なセミナー&ワークショップを過去2回にわたり開催した。

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第3弾となる今回の「GREEN WORK HAKUBA vol.3」では、地域でサーキュラーエコノミーを実践するトップランナーが集結し、社会課題を解決して地域に活力を生み出すアイデアをインプット。さらに、サステナブルなマウンテンリゾートを次世代に残していくための方針と未来のライフスタイルを描いた、「HAKUBA CIRCULAR VISION」を本プログラムで初めて発表。このビジョンをもとに、白馬村の未来に向けたサーキュラーエコノミーの概念を取り入れたビジネスアイディアを起案する実践的なワークショップを実施する。

9月8日(水)に行われたカンファレンスには知財図鑑代表・出村光世も登壇。知財と事業をマッチングさせる知財図鑑の活動紹介をはじめ、テクノロジーとクリエイターの発想が交差することで起こり得る未来の「妄想」から、新しいサーキュラーエコノミーの可能性とアイデアを起案した。

▼開催中の「GREEN WORK HAKUBA vol.3」の様子

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<開催概要>
カンファレンス名:GREEN WORK HAKUBA vol.3
内容:白馬村のサーキュラービジョンを元に未来に向けたアクションを考えるセミナー&ワークショップ
主催:白馬村観光局
開催日:2021年9月7日(火)〜9月10日(金)
会場:シェラリゾートホテル白馬/白馬岩岳マウンテンリゾート 他
参加人数:約50名
参加企業数:35社
サイト:https://www.vill.hakuba.nagano.jp/greenworkhakuba/index.html

<プロジェクトチーム>
CIRCULAR DESIGN STUDIO / 新東通信
榎本裕次 クリエイティブ本部 ソーシャルデザインユニット長
山下史哲 クリエイティブ本部 コミュニケーションデザインユニット長
松下晃平 クリエイティブ本部 ブランドデザインラボ
祐川幸子 クリエイティブ本部 ソーシャルデザインユニット
竹林希 クリエイティブ本部 ブランドデザインラボ

CIRCULAR DESIGN STUDIO: https://cdstudio.jp/

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