コスメディ製薬株式会社は、2025年4月26日と27日に大阪・関西万博内で開催される「Japan Expo Paris in Osaka 2025」において、同社のマイクロニードル技術を体験できるブースを出展予定だ。

マイクロニードルは、数百ミクロンの微細な針を用いて皮膚から薬剤を吸収させる技術であり、従来の注射に代わる新たな医療手段として注目されている。高価な機器や専門的な訓練を必要とせず、遠隔地や在宅医療の現場でも活用が見込まれている。

この技術は2020年に世界経済フォーラムにおいて「世界を変える新興テクノロジートップ10」に選出された。コスメディ製薬は創業初期からこの技術に注目し、2008年にはヒアルロン酸など皮膚に含まれる成分を基材とした「溶解型マイクロニードル」の実用化に世界で初めて成功した。

今回のブースでは、「未来の痛くない注射」として開発されたマイクロニードルの体験ができる。内容は、注射に対する恐怖を減らすことを目指した貼るタイプのサンプル体験、顕微鏡を使った観察、クイズラリー、巨大ガチャ企画など、技術に触れながら学べる構成となっている。

「Japan Expo Paris in Osaka 2025」は、日本のアニメやゲーム、伝統工芸などを世界に発信する「クールジャパン」再発見イベントであり、経済産業省近畿経済産業局と連携して行われ、大阪・関西万博の会場内で2日間開催される。

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