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2023.12.25

知財ニュース

Adobe、Figmaの買収を断念、欧州規制当局の承認得られず

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米Adobe(アドビ)は現地時間12月18日、クラウドベースのデザインプラットフォームを手掛ける米Figma(フィグマ)の買収契約の破棄を発表した。

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両社で検討した結果、欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会と英競争・市場庁(CMA)から買収の承認を得られないとの判断に至ったため。

アドビは2022年9月15日(現地時間)、フィグマを200億ドル(約2兆8,660億)の現金と株式で買収すると発表。しかし、欧州の規制当局が競争環境に影響すると指摘したほか、投資家はアドビの経営陣がフィグマを過大に評価していると非難していた。

アドビは買収契約の破棄に伴い、フィグマに10億ドル(約1400億円)の契約解除料を支払うという。

アドビの会長兼CEOであるシャンタヌ・ナラヤン氏は買収撤回の表明で、「アドビとフィグマは規制当局の調査結果に強く反対する。だが独立して進むことがそれぞれにとっての利益となるだろう」とコメントした。

同業の合併や買収を巡っては、規制当局が懸念を示す動きが相次いでいる。

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Top Image : © アドビ 株式会社

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