News
2025.12.03
知財ニュース
ORPHEのセンサ搭載型インソールが、世界最大級のテクノロジー見本市「CES 2026」のBest of Innovationを受賞

株式会社ORPHEは、2026年1月に米国ラスベガスで開催される世界最大級のテクノロジーイベント「CES 2026」において、同社が開発したセンサ搭載型インソール「ORPHE INSOLE」が、Sports & Fitness部門で最高賞にあたる「Best of Innovation」を受賞し特別展示「Innovation Awards Showcase」に出展されることを発表した。
CES 2026「Best of Innovation」は、各カテゴリーの中で最も優れた製品にのみ贈られる最高栄誉の賞。機能性、デザイン、製品の独自性や革新性などの観点から総合的に評価され、受賞製品は特別展示エリア「Innovation Awards Showcase」にて紹介される。
「ORPHE INSOLE」は、通常の中敷きと交換して靴に装着できるスマートインソール。内蔵された加速度やジャイロなどの6軸モーションセンサおよび6点の圧力センサにより、足の動きと足裏にかかる圧力をリアルタイムに計測。専用アプリケーションや外部機器と連携することで、靴そのものを「スマートシューズ」として機能させることができる。
取得したモーションデータと圧力データは、ORPHE独自のアルゴリズムにより解析され、「足の高さ」や「地面に対する足の角度」などのフォーム指標を可視化。さらに「転倒状態の判別」など、動作安全性の評価も可能。
インソール本体は厚みを抑えつつ、高いクッション性を備えており、長時間の装着でも快適。約24時間の連続駆動が可能で、実生活の中で違和感なく着用できるという。
「ORPHE INSOLE」のユースケースは、ランニングやトレーニング時のケガ防止やパフォーマンス向上への活用、様々な競技におけるトレーニングやコーチングの効率化のサポート、バイオメカニクスやAI研究のデータセットとしても利用できる点などが挙げられる。同社は今後も、足元のセンシングを核としたスマートシューズプラットフォームの普及を進め、歩行に関する理解と技術の進化を通じて、新しい歩行体験の創出を目指していくとしている。
Top Image : © 株式会社 ORPHE


