株式会社Enacticは、ヒューマノイドロボットの社会実装を加速させるため、完全オープンソースのロボットアーム開発プラットフォーム「OpenArm」を、7月23日にリリースした。

「OpenArm」プロジェクトは、ハードウェアの設計からソフトウェア制御に至るまで、全ての情報をオープンソース化して公開。安全性と実用性を両立しており、遠隔操作やAIの模倣学習、シミュレーションまで、AIロボティクスの幅広い研究開発に対応できる柔軟なプラットフォームを提供する。

同社はこれにより、ロボット開発における基盤モデル向けのデータ収集を効率化し、世界中の開発者や研究者と協力してヒューマノイドシステムの発展を目指したい考え。

同社は今後、「OpenArm」を基盤として、介護やサービス業界といった人手不足が深刻な分野へ、安全で実用的なヒューマノイドを導入することを目指すという。人とロボットが共存し、現場の生産性を向上させる未来の実現に向けた、重要な一歩として注目が集まっている。

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Top Image : © 株式会社 Enactic